楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.28台湾から来た白い犬の日記

Vol.28台湾から来た白い犬の日記 イケメンの会① in SFベイエリア

2015.03.20

Cocoです。こんにちは。
 
日本では、渋谷区で同性カップル証明書なるものを発行するかどうかで、話題になったそうですが、私Cocoの飼い主Japanさんとアメリカン父Dさんも、男性同士のカップルです。
 
サンフランシスコ(SF)ベイエリアには、男性を恋愛対象とする男性が多くおり、そんな日本人の方もたくさん住んでいます。ちなみに男性を恋愛対象とする男性をGay(ゲイ)と称しますが、これは自己申請的なもので、男性を恋愛または性愛的な対象とするすべての男性が使うものではないため(女性と結婚して、子供をもうけた人は、男性と性行為を行ってもゲイと言わないことが多いので)、米国では様々な目的によって、ゲイという言葉を使わず、より包括的な目的で、男性を恋愛(性愛)対象とする男性、またはMSM(Men who have Sex with Men)と使うことがあります。
 
 
さてこのMSM。日本ですと彼らはオネエ言葉をしゃべり、なかには女装する人ともいると考えがち。実際はそういう人は少数派で、大多数はオネエ言葉もしゃべらず、普通の男性の格好をして、ごくごく普通の暮らしをしています。
 
私の家族のJapanさんとDさんも、本当に平凡なイケメンでもない(笑)、普通の男性たちです。ちなみに性同一性障害とMSMはまったく別個の事例だと思っていただいても、問題ないかと思います。
 
 
さて、SFベイエリアに住む男性を好きな男性は、年に数回、食事会などを開いたりします。今年も恒例の集まりにJapanさんとDさんは参加してきました。
 
この会はSFベイエリアに住む男性の好きな日本人男性の集まりで、その日本人のパートナーや友人などが参加しまして、女性も日本人以外の人も参加OKというものでしたが、犬の参加はNGでしたので外で待っていました。


PH_coco_v28_1-20150320UP.jpg







パーティ会場になったのは、日本の最高学府の東京大学出身のエリートさんの邸宅です。この方の家は、パーティにもってこいの広さで、天井が高く、大変居心地のいいお住まいになっており、Dさんがここに来るたびに「この家、本当にいいなー」と、毎回羨望の感想を漏らす素晴らしいお宅です 。
 
今回の参加者は約30名と聞いていました。夕方5時からのスタートでしたが、私たちは少し遅れて5:30分に到着。その時には、もう半分以上の人たちがワインなどを片手に和やかに談笑していました。
 
この会に参加してもう数年がたっていますが、毎年新しい顔が加わり、今回は知った顔と知らない顔が半々くらいでした。

日本と違って、こちらに住む男性の好きな男性たちの多くは、職場でも、友人関係でも、それらを隠すことなく、そのままの姿で生活をしています。
職場も交友関係も、それらをごくごく自然に受け止めている場合が多いのですが、これは米国全体がこうであるというよりは、主に大都市圏のみで見られることであって、実際の米国の地方都市などではセクシャルマイノリティーへの偏見は、まだまた強く残っています。

この続きはまた次回♪

Writer Profile

Coco
Cocoココ

台湾生まれ台湾育ちのフォモサ犬系雑種。野良犬だったため正確な年齢は不詳:性別、女推定9歳。台北で殺処分直前に現地の動物保護団体にレスキューされる。その後紆余曲折を経て、2010年、サンフランシスコ在住の日本人男子Japanさんとアメリカ人男子Dさんのカップルの家の養子となる。食べることと散歩が大好きだが鶏肉アレルギーがある。

Back Number

その他のバックナンバー

ページトップ