Vol.50台湾から来た白い犬の日記
そっくりさん遭遇 その②
2015.07.20
Cocoです。この日記は先日の続きです!ラーメンをたらふく食べ、公園散歩をした後、デザート用のアイスクリームを食べることとしまして散歩を兼ねて、私CocoはJapanさんと一緒にSFの街を彷徨い歩くこととなってしまいましたーー。
最初はこのDolores Parkのそばにある有名アイスクリーム店Bi-Rite Creameryへ行ったのですが、こちらのお店は物凄い人気店だけあって、長い列が・・・・・・。
食べ物に並ぶのが大嫌いなJapanさんですし、私も一緒ですから長い列は無理ですので、それじゃーと第2候補として考えてあった次のお店Super Duper Burgerへ歩いていくことにしましたー!
こちらのお店ではオーガニックのソフトクリームを売っておりまして、味もよく、値段も手ごろなので、「その選択もいいなー」とJapanさんとふたりで15分くらいの道のりをのんびりと歩いていきましたが・・・・・・こちらのお店でもオーダーするまでに4、5人並んでいました。レジがかなり奥でして、サンフランシスコの食堂は、犬猫の動物は補助犬以外は入ってはいけないというとんでもない法律がありますので、いくら人間に近い文章も書けて、タイプもできる私Cocoであっても、外見はまったく犬ですので入店が叶わず、Japanさんがオーダーしている間は道端に縛っておかないといけないので、それが嫌なJapanさんは断念しました(涙))
「アイスクリームは無理かー」と諦めて、Castroへ歩いていたところ・・・・・・ホームレス系に見える女性が私Cocoそっくりの犬を連れていました!
ちなみに私Cocoは左で、そっくりさんが右なのですが、写真を見せたらDさんも驚くくらいの容貌。彼女に聞いてみると、そっくりさんはテリアと韓国の珍島犬ミックスなのだそうです。さすが私に似てとってもかわいいー!! ムフッ
人間もアジアン&非アジアン系のミックスだと、何となく似たような風貌になることが多いですが、犬でもアジアン犬&非アジアン系のミックスとなると、似たようなつくりになってしまうのでしょうか?(犬と人を一緒にするな!?・笑)
ちなみにこの私のそっくりさんの飼い主さんは、思いっきりホームレスのような風貌でした。
最近サンフランシスコでは、ホームレス系の人たちが犬を飼っているのをよく見かけますが、犬たちは栄養&衛生面でいい状態なのか心配・・・・・・。
さて、そっくりさんたちに別れを告げて歩いていくと、アイスクリームのサインがありました。
それもすべてオーガニックアイスクリームと言うではありませんか! オーガニックしか口にしないJapanさんとしては(嘘ぉーー・笑) オーガニックと聞いたら試さなくては!(笑)と、こちらのお店では話題のブルーボトルのコーヒーなどもサーブしているようですね。ちなみにブルーボトルコーヒーはサンフランシスコの対岸オークランドが発祥地です!
Eureka! Cafe
451 Castro St
San Francisco, CA 94114
幸いお店は混んでいなかったので入ってみると、本日のアイスクリームの手書きのボードには・・・・・・なんと!!! 玄米茶やアズキ&黒ゴマ味という、日本でもあまり目にしない日本風のフレーバーがあるじゃないですか!? いつもはストロベリー味を買うJapanさんですが、「こんな味があるなら試してみなくてはー!!」とトライしてみました。
アズキ黒ゴマアイスは少しシナモン系のスパイスが効いたもので、なかなか美味しい!
そして期待していなかった玄米茶味のアイスは、玄米の香ばしい香りと、すっきりとした緑茶の香りが鼻に抜け、甘さ控えめなので細かな香りや味わいを感じ取ることができて、Japanさんが好きな味で、とっても気に入ったそうで、よかったよかったー(嬉)
こちらの国ですと、オーガニックといっても結局砂糖がどっぷりと入っていたり、
はっきりした味が好まれるために、強いスパイスなので強調することが多いのですが、こちらのアイスはそんなこともない上に、和風のフレーバーがよく生かされているように感じたそうです。
たまたま第一候補、第二候補のお店でアイスクリームをゲットできず諦めていたところ、考えてもいなかったところで、こんな今まで見たことのない和風味のアイスクリームを見つけるなんて! とJapanさんは大喜び!
このアイスは、是非またリピートしたいアイスクリームのリスト入りを果たしたのでした(笑)
アイスクリーム探訪の旅はこれにて終了―。予定よりもかなりの距離を歩いたので、散歩大好きな私Cocoの足腰に疲れが出てきました。車に戻って家に帰ることしましたが・・・・・・途中物凄い交通渋滞に巻き込まれてしまい、車が動かない状態でした(涙)。
渋滞で動かない車の外の風景には今風のエッジの効いた家具屋の広告が壁に大きく掲げてありまして、その中の一つは、男性同士のカップルが素敵なベットルームでくつろいでいる様子が写っていました!
そう! 私の飼い主DさんとJapanさんは男性同士のカップルです。
日本では渋谷区の同性婚証明書発行案が大きな話題になり、反対派が稚拙な持論に過剰な自信で表現していたことに驚かされました。
日本でもいつかは街の広告にも、街のカフェでも、レストランでも職場でも、現在テレビなどで見る面白おかしく変なところばかりを強調したものではなく、普通に自然体に、そして一つの家族の形として同性カップルの姿を見ることができる日が来るのだろうか? なんてふと考えてしまいました。
反対派の意見には、嫌悪感や間違った知識により、強い差別の気持ちがあることが理解できましたが、同性愛は不自然な愛の形でも歪んた形でもありません。
自然界に存在する普通の愛の形で少数派なだけなのです。大人も子供も「そんなこと当たり前じゃーーん!」と、笑って言える日がいつの日か来ることを願いたいものです。