Vol.168台湾から来た白い犬の日記 家が売れました。
2017.06.06
こんにちは Cocoです。以前の日記で、私Cocoたちが今まで住んでいた家をリノベーションして売りに出したことを書きました。
今まで住んでいた家は気に入っていたものの、人間のDさんとJapanさんの頭を悩ませるもろもろの事情もあったのでした。
その上、今サンフランシスコは未曽有の住宅バブルに沸いていたので「とりあえず売れるときに売っておきましょうかー」となったのです。
「売るのなら高く売りたいよね」という人間ふたりですので、ペイントをして、床を直して、その他いろいろなところも直しました。
もともとは売れるその日まで住んでいようと彼らは考えていましたが、あまりの不便さにリノベーション途中で引っ越しもしました。
私Cocoもその引っ越しに巻き込まれました!
リノベーションが完成して、家をよりよく見せるためのステージングも施し、このサイトにもにもこんな感じで登場しました。
DさんとJapanさんが不動産屋のエージェントと働き、「この家を売りに出すよー」と公にして、2週間にわたりOpen Houseといって家を大公開。
この家を買ってくれる人を募集しました。
彼らのエージェントによると、このOpen Houseには延べ200人ほどの人たちがこの家を訪れたとのことでした。
今サンフランシスコベイエリアでは住宅バブルになっているようで、中古の物件でも売主の提示価格よりも上乗せの額で買手が値段表示をします。
飼い主のDさんとJapanさんもそのバブルの恩恵を期待しておりまして、彼らは「売り出し価格+Japanさんの1年分の年収くらいが上乗せで売れたら大歓迎だよねー」と夢見る乙女のようなことを言っていたのです(笑)。
「もしそんな値段で売れたらちょっとだけ豪遊したいよね」などの冗談も・・・・・・。
私Cocoには高級ドッグフードを買ってくれるそうです(笑)。
そして、Open House後この家を買いたい人がどの値段で買うつもりなのかの入札のようなものがありました。
購入申し込みの全てが集まりエージェントと作戦会議。
1つ1つの書類を審査して、経済的なバックグラウンドが確かな上、一番いい提示額を出している買手を彼らは選びました。
そしてその提示額は何と!彼らの希望価格+Japanさんの年収の数倍くらいを上乗せしたような額でした・・・・・・これにはエージェントもDさんもJapanさんも驚愕で震えてしまいました。(゚Д゚;)マジですか?あの家にこの値段ですか?と・・・・・・
家に帰った後もDさんとJapanさんは信じられないという感じで逆に不安になってしまったくらいなのでした・・・・・・。
そして手続きはどんどん進んでいきます。
途中いろいろな紆余曲折、アップダウンのスリリングなドラマがあり、胃が痛くなることもありましたが、先ほど不動産のエージェントの方から完全に家の権利が譲渡され、お金がDさんとJapanさんの銀行口座に振り込まれたと連絡がありました!
その連絡がある数分前にJapanさんと私Cocoは11年住んだ家にお別れを告げてきました。
私Cocoは家に入らず家の前で昼寝していましたが(笑)
この家は私Cocoが台湾からアメリカにわたって初めて住んだ家なのです。
エージェントが「年末からいろいろと作戦を練ってここまで大きな問題もなくやって来れて、本当によかったねー、おめでとうございます! 正直言って私もこんな値段で売れるとは思ってもいませんでした。嬉しい誤算ですね!」とメッセージを送ってくれました。
いや・・・・・・本当にストレスのたまるプロセスでした。
「できればもう二度と経験したくないよね」とDさんとJapanさんはしんみり。
それにしても、こんな金額で売れてしまうだなんて、上手くいきすぎて恐ろしいくらいでした。
「このエージェントのアドバイスは本当に適切だったなぁ。少しのんびりしすぎな部分もあったけれどいいエージェントだったね」と2人で胸をなでおろしました。
早速Dさんは銀行口座をチェック!
目をウルウルさせて、「こんなにたくさんの数字が並んでいるよー」と何度も何度も喜んでいました(笑)。
Dさんは銀行口座の数字をチェックするのが趣味な人なのでより嬉しそうでした!
Japanさんは「どちらかというとこの煩雑でストレスフルな状況から抜け出すことができたのがより嬉しかったー」と言っていました。
彼ってお金にはあまり執着心がないようです。
ちなみに私Cocoは食べ物に執着心があります。
週末ということもあり3人でお祝いに乾杯して帰りました。
お疲れ様でしたぁ。
暫くはストレスフリーな生活をさせてもらいましょう!