Vol.191台湾から来た白い犬の日記 現代アートへの解放。
2017.11.13
こんにちは、Cocoです。今回もワシントンDCに出張に行って、
National Gallery of Artで自由時間を過ごした
Japanさんの体験談をもとに書いていきますー!
前回はメインのビルディングでしたが、
現代アートは東館にあるそうです。
そしてその東館へは地下にあるこんな
スペースワールドのような連絡通路で行くことができました。
スペースワールドのようなトンネルとくぐると、
ナショナルアート東館に到着します。
西館は比較的古い作品の展示となっていますが、
東館は現代 アンド コンテンポラリーアートなのだそうです。
Japanさんは現代アートには全く知識がないのですが、
日本語ツアーが2時からあるというので参加してきました!
西館のツアーは案内係の方の雰囲気もすごく良く、
絵画の知識量や知的さが刺激になって、
心地よかったといっていました。 今のところ全く理解できない現代アートについての知識を
増やすことができたら、今後現代アートを見た時に
今まで以上に違った観点から見ることができるのではないか
という期待感があったので、参加することにしたみたいです。
そして・・・2時になりまして、集合場所に集まってみると
4人の参加者がありました。
Japanさんの再登場に、ツアーの係員の方は
喜んでくれました(笑)
聞けばこのツアーはすべてボランティアの方たちで、
一切無償での文字通り本当にボランティアで
運営されていると聞き、再度驚いてしまいました。
月に3回こういうことを率先してやってくださる人間性に
感謝と尊敬ですね!
さて、「現代アートは理解するのが大変だなー」という
第一印象がJapanさんにはありました。
古典的な宗教画は宗教を広めるためなどの目的があったり、
王族、貴族、豪族の肖像画は自己の権力財力を
誇示するためだったり、風景画などは見ているだけで
うっとりとできたりします 。
ですから、これといった説明がなくても
何となく意図が理解できます。
ただしー現代アートはそうはいきません!
この鯵の開きならぬ、鯉のぼりの開き・・・一瞬見ただけでは、
何が言いたいの? と思ってしまいますよねー。
「Fauvism, Cubism, Expressionism, and Futurismなど
聞いたことがあるような聞いたことがないような流れが
モダン アンド コンテンポラリーアートにはありますが、
分かりません!」と、自信たっぷりなJapanさんでした(笑)。
しかし、ツアーの係員の方の説明により、モダンアートが
マネやモネ、モジリアーニ、マティス、ピカソの流れを
汲んで進んできており、そこから不可解なインクを
散らしただけのように見えるものから、
白と黒で塗りつぶしたコンテンポラリーアートが発生して、
わかりにくすぎることから、その反発反動で
逆にわかりやすいポップアートが発生した
などの説明を聞きました。
そういう時間軸と、発生してきたアートが前後して
かかわりがあるとわかっただけでも「なるほどなー」と
モダン アンド コンテンポラリーアートの一面を
垣間見れたような気がして、ワクワクすることができました。
考えてみると、この世の中はアート的なデザインで
あふれています。コーヒーカップも、炊飯釜も、
テレビも何もかも緻密に計算されたものから、
人間の直感が好むものまでいろいろです。
そういうことを踏まえて、この現代アートを見てみると
今まで「訳が分からないー! 現代アートは苦手だなー」と
思っていた自分から、「ほうほうー、これはこの流れの
この部分のアートなのかもなー」と想像し、
作者の意図はなんだろうと考えてみたりすることから
より面白さが感じられるようになれた気がしたそうです。
この青い巨大な雄鶏にしても、鯉のぼりの開きにしても、
こういうものを作ってみようと思う、
作ってしまうコンセプト自体が、もう今では
アートなのかもしれませんね。ちなみにこの雄鶏の意図は
いまだに不可解ですが、何となく見ていて好きだったので
記念に一枚撮っておいたそうです!
色からの解放、形からの解放、コンセプトを提供する
芸術家で実際作るのは職人さんというアート。
「いやー本当に面白かった」と喜んでいたJapanさん!
そして彼曰く、「この日本語ツアーはお勧めですよー。
DCへご旅行の際は是非組み入れてみてください!
これが無料だなんて申し訳ないくらいです」 と
力説していました!!
しかしながら、ツアー2つを組むと3時間以上の
歩きになりますのでかなり疲れます・・・・・・。
「穿きなれた、運動靴での参加を勧めますよー」と
言っていました。
Japanさんもこの時点で、かなり疲労が
たまってきたようです。
帰りもペンシルベニア通りを横切って、
連坊政府議事堂を横目にして帰りました。
時間を見ればホテルの近くにあるレストランが
ちょうどHappy Hourの時間になっていました!
「せっかくアートを優雅に楽しんだ後だからぁ」と
泡ワインを一杯飲みに立ち寄ってみました。
この日ワシントンDCの気温は25度ちょっとで、
こんなものをテラスで飲むのにちょうどいい気温でした。
どこのものか忘れましたが、Happy Hourの
お値打ち泡ワインでしたが、クリーミーなきめの細かい泡が
心地よかったそうです。
本当はビールでもよかったのですが、
柄にもなくインスタ映えを意識して、
気取ってみたそうです(笑)。
あまりお腹は空いていなかったのですが、
Happy Hourには牡蠣もあるとのことで
申し訳なく2つだけオーダー。
うぅー泡ワインと生牡蠣が美味しいぃぃぃ!!
ほろ酔い アンド いい気分になってホテルに戻りましたが、
顔が真っ赤ですごく変だったことでしょう。
いくら気取っても、このアルコールの弱さと赤ら顔は
全く格好がつかなかい人間です(笑)
私Cocoはその頃、サンフランシスコで魚の頭のスナックを
もらって大満足でした(笑)。