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Vol.259台湾から来た白い犬の日記

Vol.259台湾から来た白い犬の日記 冬季旅行 in ミヤンマー7

2019.03.20

こんにちは、Cocoですー。
今回もビルマのヤンゴンからマンダレーに移動したアメリカ人お父さんDさんと
日本人飼い主のJapanさんの旅行話の続きです。

マンダレーツアーの中、次に彼らがやってきたのは小高いSagain Hill。
Sagain Hillには150以上の仏塔と僧院が点在しているそうなのです。
これは彼らの滞在するMandalay Hillよりもずっと多くのお寺なのだそうで、
車で丘を登るたびに陣が目に入ってきます。
PH1-cocov259.jpgSagain Hillの上にあるこちらのお寺。三日月状の建物になっていてその中に
仏陀の像が並んでいて、まるで合わせ鏡の中に仏像が広がるような感じです。
これまた日本の仏像とは違い白塗りに金の衣装、
赤い唇が何とも言えない雰囲気になっています。この仏像を見るたび
「仏像も本当に国が変われば変わるものだなー」と感心させられます。
Japanさんはこの色のコンビネーションの仏像があまり好きになれませんでした(笑)
日本人の想像する仏像とはかなり違いますものねー。

ちなみに、ミヤンマーは地震の多い国でありまして、こちらの寺院は先の
2012年大地震で被害に合い大きなダメージがあったそうです。
そしてたくさんのドネーションによりここまで修復することができたそうです。

そのあとにやってきたのはSedi Hla Chaung Pagoda。
こちらはSagain Hillの頂上にあります大きなお寺でありました。
観光客も外国人よりもミヤンマー人のほうが多く来ている場所です。
ミヤンマー人の仏教への思いは大変なもので、寺院に入って座り特有の祈り方で
何度も何度もお辞儀をします。お賽銭箱にお金を入れてまたお祈りします。
そしてそのお賽銭箱は大体透明のアクリル板になっていて
どれだけお金が入っているか一目瞭然なのです。

賽銭箱の一つひとつに何のための賽銭か書いてあり、寺院の修復はこちらの箱、
僧侶への食べ物はこちら、仏像への金箔はこちらとあります。
賽銭箱は寺院のそしてその院の中にはお賽銭箱が所せましー! と、
ものすごい数置いてあるので、寺院が現金回収マシーンの様にさえ
見えてしまうことがしばしばありました(笑)
PH2-cocov259.jpgこの上の最後の写真はミヤンマー人の家族が観光に来ていて、
写真中央のお父さんがJapanさんたちに「旅の記念に一緒に写真を
撮ってもいいでしょうかー?」と尋ねて来たのです。
最初はいったい何のことかと思いましたが、彼らは海外からの観光客と一緒に写真が撮りたかったそうなので快諾! 彼らはこのほかにおじいちゃんおばあちゃん、
お母さんなどかなり大きな大家族で観光に来ているようでした。

大喜びで写真のお礼を言われると、こちらもとっても嬉しくなりますねー。

お寺を後にしてランチの時間になりました。
このレストランは山道の何もないところにぽつんと建っているレストランでありました。
「不思議なところにあるなー」と思ってツアーガイドのTunさんに聞いてみると、
ツアーガイドをやっていたオーナーが、この場所は観光のちょうどお昼ぐらいに
通過する場所なのでちょうどいいと考え、レストランを開いたそうなのです。

そしてツアーガイドがお客をこちらに連れてくると、そのツアーガイドには
レストランが無料で食事を提供してくれるようになっているとのことでしたー!
さすが元ツアーガイドのアイディアですね。目の付け所が素晴らしいです(笑)
そんなレストランですから衛生面もしっかりしているし、
味のほうもなかなかGoodでして満足できるものでしたそうです。
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こちらで頼んだのは、ココナッツスープ、豚肉のカレー、大衣斐のカレー、
お茶の葉サラダ、空芯菜の炒めでした♪
どれもとっても美味しかったそうですよー。 いいなー。

Writer Profile

Coco
Cocoココ

台湾生まれ台湾育ちのフォモサ犬系雑種。野良犬だったため正確な年齢は不詳:性別、女推定9歳。台北で殺処分直前に現地の動物保護団体にレスキューされる。その後紆余曲折を経て、2010年、サンフランシスコ在住の日本人男子Japanさんとアメリカ人男子Dさんのカップルの家の養子となる。食べることと散歩が大好きだが鶏肉アレルギーがある。

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