Vol.01美の質問いっしょに考える Q.1私の好きなことはなに?
2014.12.22
A私はその昔かなりの汚肌で、どうすればニキビ跡が治るのか? 毛穴が消えるのか?
常に問題解決の為に生きてきた。しかし最近、ちょっとした真実に気づいた。
問題解決もさることながら、私は、悩んでいる人と解決策とを
うまくマッチングできると無性に嬉しいのだ。マッチング(matching)とは、
調和する・ぴったり合う、という意味で、あるニーズを持った2つ以上のものを
結びつけること。毛穴をこんな風に気にする人にはこのコスメ、
ニキビ跡がこんな感じに残った人にはこの治療、という具合に
悩む女子とコスメや美容法のマッチングは私の仕事の本領だ。
プライベートでも、『タルミ毛穴をどうにかしたい』Aさんと、
解決できるプロのBさんをマッチングして紹介するのが大好き。
友人にいいセラピストやドクターを紹介するのはもはや趣味だ。
人と人とのマッチングもしかり。相談されれば悩んでいるCさんと
解決できるDさんを引き合わせる。それで私を差し置いてCさんとDさんが
すごく親密になったときには「平気なの?」と第三者に言われたりもしたけれど。。。
正直言ってまったく気にならないうえ、2人のマッチングを見出せた快感のほうが強かった。
先日は友人の30代出来るC女子から
「メールが長い女友達がいて、私のメールは素っ気ないって逆切れされて
どうしていいのかわからない」という相談を受けた。
C女子は竹を割ったようなキャラで、長々メールしてくる女子の心中が不明だという。
この類の相談を受けた場合も、無意識にマッチングを見出してしまうのは一種の趣味か? 結果的にC女子には、あるタイプ診断を薦め、彼女からは異常なまでに感謝された。
私の好きなことはなに? この答えは最高のマッチングを見出すこと。
美容だけに限らず、たとえば明太子とレンコンとオリーブ油は最高に合うよね、
という具合に食材同士のマッチングを見つけるのも喜びのひとつ。
私がこの本質に気づけたのは、ストレングスファインダーという本(『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすのおかげだ。』マーカス・バッキンガム著 日本経済新聞出版社刊 下記写真参照)
この本は人が生まれ持った強みが何なのか、を探り出す診断テストで、
米国の人材開発会社が開発したもの。180問の質問に答えた後、34項目あるうち、
自分の強み(正確には強みの元となる資質)が5項目選び出される。
この強みとは“無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン”で、
効果的に活用すれば“強み”に、非生産的に使えば“弱み”になってしまう。
私の場合、強みの1位が「着想」。
この「着想」とは“結びつきを発見して喜ぶ”という資質であり、
まさにマッチングそのもの。この結果を読んだときには本当に自分自身を
見透かされているようだった。「着想」以外には「達成欲」「未来志向」「最上志向」
「戦略性」という言葉が並んだが、どれも自分の内面をのぞき見されているような気が・・・。
たとえば友人に「親密性」が1位になった人がいるが、親密性とは1人の人と深く深く親しくなるという資質で、妙に人なつこい人が多い。「社交性」がある人は広く浅く、
で初対面に強い。「アレンジ」という強みを持っている人は、何を誰に振り分けて頼めばいいかを判断できる資質で“人にものを頼む天才”であり、大企業の社長に多いのだ。
このようにストレングスファインダーの診断テストにより、自分の本領、自分の「好き」を突きつめて知ることができる。本当の自分探しに、ぜひオススメだ。