Vol.5美の質問いっしょに考える
Q.痩せたいのに食べたい。どうする?
2015.03.14
A私たちはダイエットに失敗すると、必ず、「自分は意志が弱かったんだ」と思い込む。だけど食欲について知れば、実は意志より糖質の問題で、糖質をうまくコントロールすれば、強烈な食欲は抑えられる。常に糖質を摂っていると、血糖値は急騰しては下落し、体は無性に糖質を欲しがるようになる。
空腹感とは糖質によってつくり出される感覚なのだ。だからお腹がすいて無性に食べたくなったら、「糖質のせいだ、血糖値のせいだ」と冷静になろう。「あー、私は意志が弱いんだ」、などと落ち込んではいけない。
私たちの身体は通常、糖質(ブドウ糖)をエネルギー源にしているが、ブドウ糖が欠乏すると、脂肪として蓄えた脂肪を肝臓で分解してケトン体を合成し、エネルギーとして使う。糖質制限ダイエットで体重が落ちやすいのは、ケトン体効果だ。血液中のケトン体濃度が高くなると、自然と食欲が抑えられることもわかってきた。
しかし糖質制限ダイエットっておかず中心食になるため、お金はかかるし、肉や脂肪過多になるし、ごはん好きの人にはツライ。結局、長続きしにくいのだ。
そこで注目すべきは、流行りのココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸。中鎖脂肪酸を摂ると、糖質制限をしなくても肝臓で合成されるケトン体量が増えるというのだ。通常、ケトン体を増やすには、運動したり、18時間以上の断食をしなければならない。
血液中のケトン体濃度が高くなると、自然と食欲が抑えられ、強烈な空腹感はなくなっていく。私はコーヒーにココナッツオイルと豆乳を入れて飲んでいるけれど、けっこう食欲はセーブ出来るようになったと思う。
最近はケトン体自体に、様々なアンチエイジング効果があることもわかってきて、ココナッツオイル様様。
オリーブ油などの一般の植物油は長鎖脂肪酸で、まずは脂肪として蓄積されて必要に応じてエネルギーとして使われるため、摂り過ぎれば太る。
しかし中鎖脂肪酸は、肝臓から効率よくエネルギーに変換されるため、太りにくく、ダイエットの強い味方なのだ。
ココナッツオイルを料理に使ったり、グラノーラに混ぜたものを適量食べるのもオススメだ。ココナッツオイルは免疫力アップや認知症、アルツハイマーの予防にもいいと言われる。
それでも食欲を抑えられずに太ってしまうという場合、私は「着たいなぁ」と思うファッションブランドの試着に行ったり、アイドルタレントのライブに行って若いファンに囲まれて「痩せなくちゃ」と決意したり。モチベーションアップを図る。
さらに論理的に食欲を抑制するダイエットサプリをクリニックで処方してもらうのだ。このダイエットサプリ、BTXは副作用がなく、依存性もなく、食欲セーブには非常に効果的だ。最後の手段として、こういうものの力を借りるのもいいと思う。
すでにハワイのオーガニックスーパーマーケットでは、ココナッツオイルが何種類も並んでいる。買い物客を観察すると、アメリカ人とは思えないほど皆さんスリム!
●ナチュラセンスのココナッツオイルは中鎖脂肪酸の他に女性ホルモンサポートにもいい成分が豊富。http://natrasense.com/
●ブラウンシュガーファーストは有機のココナッツオイルで、中鎖脂肪酸が高くてハイグレード。
http://www.bs1stonline.com/