ケイ子のマドヒ、エガキ、ワラヒ、ススム Vol.05
2015.07.11
[ススム]の話 03打ち合わせに向かう駅の階段を
おばさんがよくかぶることで有名な
ダフトパンクサンバイザーの男性が降りてきた。
いろいろ気になって、観ていたら知ってる人でした。
沖雅也そっくりのキリッとしたイケメンさん。
いつもまっ昼間にママチャリで走り回ってるあのイケメンさん。
7.8年前からよくみかけて、みかけるたびにわたしは、
イケメンの無駄遣いに、贅沢な気持ち半分、せつない気持ち半分になっていた。
引っ越して、通る道が変わってから、めっきり会わなくなったけど
すごく久しぶりに会った彼の、予想を裏切らないイケメン無駄遣ぶりに
ほっこりとしました。
わたしのほっこりは、みんなが思うほっこりとは
違う場所で発動します、あやまります。
いや同じかも。
彼はわたしにとって、古民家みたいなもの。
もし、次に会ったとき、彼が
スーツ着てIT会社の社員なんかになって
イケメンを駆使していたら、
古民家が取り壊されるのときと同じような
言いしれようないさみしさを感じると思うんだ。
というわけで、
変わらない彼に会えたから、わたしのなんでもないと思われた今日は
“ちょっと当たりの日”になりましたぞ。バンザイ!