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Vol.41暇と毒

Vol.41暇と毒 「心が折れる」って。。。

2016.11.15

みなさん、こんにちは。植松晃士です。
いよいよ街はクリスマスムードに覆われ始めました。
今年はどんなクリスマスを迎える予定かしら???
 
そんな明るいムードの中、「心が折れる」というワードが気になっている植松晃士です。
それを言われた日には「こっちが折れるわ!」とつっこみたくなるんですが……(苦笑)。
僕もよく耳にしますが、仕事をしているとこのワードを使う若人はけっこういるんですよね。
 
「心が折れる」って、ちなみにどういう意味あいで使っているのかしら? 
ポキッと折れるってことは、放棄するってこと? 前に進む気がなくなるってこと? 
いちいち仕事で心が折れてたら、この地球上では生きていけないわよぉ!
 
そのワードを何度か耳にするうちに、ふと考えたことがあるんです。
水中の生き物、たとえば魚は陸上では生活できないですよね、基本。呼吸法が違うから。

でも、古代から進化してきた生物は、どうにか適応して変化していって生き残るわけですよ。
つまりその構造は、現代社会で生きる社会人と同じじゃないかしら? 
 
自分の中で何かしら進化していかなければ、この世の中で、社会で、会社で生きてはいけない。
環境の流儀をキャッチしなければ、そりゃすぐに「心が折れる」でしょ。
理解する力、理解しようとする心、なじむ能力がないと、どこの世界でも生きていけないと思うんです。
あるいは、なじむ所を探せばいいのよね。ずっとaloneでいいなら話は別だけど。
 
これは会社だけの話じゃなくて、恋愛でも同じじゃない? 
例えば、お見合いでも合コンでもその場の雰囲気を読んで話を合わせるとか、
つき合うときにはお互いの接点を見つけるとかしないと、先に進めない。
もちろん、急に高い山には登れないから、少しずつ適応能力を高めていくことは必要だと思う。

だって、さっきの魚の話じゃないけど、いきなり尾びれを使って歩けないんだから。
そこができるか、できないか、で将来は変わっていくんじゃない? 
進化を遂げて生き残るか、否か。
「心が折れない」ように進化したらいいのよー。
 
どのみち「心が折れましたー」なんて言える人は強いよね。
はっきり他人にそういう状況を伝えられるんだから。
「ギプスしといたら」って言い返せばいいのかも?(笑)。
そういう人って自然治癒して、またポキッと折れて、また自然治癒する、っていうタイプなんだろうなぁ。
僕はといえば、わりと折れないタイプ!(苦笑)。オールマイティだからー。
 
心が折れる暇もないくらい、毎日楽しく忙しく過ごしたいわねー。
では、また次回お会いしましょう!!

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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