楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.63暇と毒

Vol.63暇と毒 ベクトルを変えて開運。

2017.10.24

みなさん、こんにちは。植松晃士です。
2017年も後半戦に突入しました。本当にあっという間。
あ、もう若くないからかしら(苦笑)。
ワイドショーやニュースでは、隣国のできごとや政治家たち、
芸能界の方々などの出来事が目立ちましたね。
 
10代、20代の頃は社会における問題なんて
あまり興味なかったのに、最近はテレビでも報道系、
スマホでもニュースを見たりしている植松晃士です。
 
一方、メディアの話題から現実的な身の回りの出来事では、
やっぱり「ゆとり」の取り扱いについて気になってるんです。
 
 
以前にもお話したと思いますが、「ゆとり」は
目新しいものではないです。
僕も数十年前は「新人類」と言われて、先輩方に
ユニークな目で見られた世代でした。
先輩方に気を使い(逆に気を使われていたのかも
しれないけど)、社会のルールを学んだものです。
そして、いつか大人になればこの立場が逆転すんだろうな、
なんて思っていたら想像で終わりましたね(苦笑)。
 
大人になって、会社を切り回す立場となった今でも、
若い人たちに相当に気を使うという誤算! 
なんでだろう? とふと考えてみると、
若い人には守るべきものがまだないのかもねー。
将来の可能性しかないの。自由。
サバンナの一匹狼みたいな感じ? わかるかしら(笑)。
明日食べるものはもちろん蓄えだってないし、
仲間もいない。でも寂しくないの。群れない。
他人に合わせたり、ゆずったりすることをしない。
ある意味、社会性を持ちたくない人。
 
これが中堅あたりになると守るものが出てくる。
さらに年齢を重ねると、人生の残された時間を考えて
守りに入る。
何かを手に入れると、人はいろいろと考えるんでしょうね。
さまざまな経験をすることで。
「ゆとり」と非難されている若人たちも、
そのうちに、はたと気づくのかもしれませんね……。
 
僕はといえば、それこそいろいろな経験を経て
新鮮な驚きも減り、テンションが上がらないと感じることが
増えてきたこの頃だったんですが、
先日思いきって奮発してお買い物したんです。
 
するとね、体の中にあった静脈の血栓がなくなったように
パッと運気が開いたの! 
 
で、その時確信したんです。ショッピングこそ開運だって。
そのお買い物のあと、名古屋だの仙台だの地方へ行って、
新しい環境に触れるお仕事が舞い込んだりして。
やっぱり、日々ムダ使いや使わなすぎはダメだと、
前々から気づいてはいたんだけど実感しました。
 
自分にとって必要なものに投資することで
道が開けたりするってこと。
 
「ゆとり」の人々も、
どこかでベクトルを変えるようなことを起こしてみるのも
いいかもねぇ。
それには、やっぱりいろいろと経験を積むしか
ないのかもしれません……。
 
では、また次回お会いしましょう!

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

Back Number

その他のバックナンバー

ページトップ