Vol.64暇と毒 パリに呼ばれて。
2017.11.07
みなさん、こんにちは。植松晃士です。あっという間に寒くなりましたね。
まわりで風邪をひいている人もちらほら。
体調管理にはくれぐれも気をつけたいものです。
さて。突然ですが、パリに行くことにしました。
この四半世紀、1年に一度はフランスの土を
踏むことにしていたのに、治安のこともあり2年ほどは
足が遠のいていたんですけどね・・・・・・。
イタリアのミラノもいいなぁーなんて思ってはいたんだけど、
ちょうどお仕事が入ったこともあって、
パリに行くことにしたんですー!
ちなみに、ミラノをやめた理由は思ったほど、
歩かない街なんだよね。小さいから。
便利だけど、やっぱり体力あるうちに、
たくさん歩けるうちにパリに行っておかなくちゃって
思って(苦笑)。今のうちに、ね。なんだか終活的な気分―(笑)。
ただ、歩きすぎるところはダメ。
若い頃はマチュピチュだのエジプトだの行きたいって
思ってたけど、さすがにそこはもうムリ。
屋久杉すら危ないもん。
富士山に登るのだって、もうやばいかもー。
旅先を選ぶには、歩けるかどうか、どのくらい歩くかが
ひとつの目安になってきたアラカン目線の僕でした・・・・・・。
ただ、アラカンになると富士山に登りたくなるという説も
あるらしいけど、果たしてどうかしら???
閑話休題。
パリは、大半はお仕事なんだけど、それでもオフの日は
あるのでショッピングしたり観光したいですよね。
何度も行ってるけれど、久しぶりだし。
ベルサイユにも足を伸ばしたいわー。
どうしようもなくマリー・アントワネット様が
好きなんだよねー。きっかけは『ベルサイユのばら』!
彼女が輝いた、あのブルボン王朝のストーリーにハマって。
そして、池田理代子先生が出していらっしゃる
『ベルサイユのばらの街あるき』という、登場人物を
からめた観光ガイドブックがあるんだけど、
それを片手に現地を歩くのが楽しいの!
フェルゼンとの出会いのオペラ座だの、
その近くの由緒あるカフェ・ド・ラペやラデュレで
想いにふけるわけー。
ベルサイユ宮殿のまわりの空気感もたまらなくいいの!
屋敷も当時の面影を残していたりして。
以前は、そのお屋敷のひとつをホテルに改築してあって、
そこに泊まったりもしたんですよね。
そんな感じで、すっかり登場人物のような気分に浸って
観光してます。
飽きないの?って聞かれるけど、飽きない!
だって、知ってる?
小さな正方形のハンカチを考案したのは、
アントワネットなんですって。
それから、最先端ファッションで頭に船を乗せてみたりとか、
はたまた日本の漆器の収集家だったり、ブレゲの時計を
身につけていたとか、小劇場に出演していたとか。
毎回毎回、深掘りな話があって感動できるの!
若い頃はそのきらびやかな装飾美などに
心を奪われていたけれど、見逃しがちな小さなポイントを
拾ってみるとさらに楽しさが増すんですー!
もちろん、先日日本で開催された
『マリー・アントワネット展』も拝見しました。
そこには、なんとフェルゼンとの恋文も展示されていて
感動! そんなものを見た後で行くパリ・ベルサイユだから、
彼と過ごしたといわれる、あのプチ・トリアノンの見え方も
きっと変わるよねー(笑)。楽しみ!!
ということで、これがアップされる頃はパリから
帰ってきているとは思いますが。
またそのお話は次回お会いした時にー!