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Vol.33台湾から来た白い犬の日記

Vol.33台湾から来た白い犬の日記 ご機嫌ドライブ④

2015.04.10

Cocoです。こんにちは。
今回も前回の日記の続きですが、最終章です。

ランチを食べたレストラン近くに戻って来て、こちらの街Point Reyes Stationでコーヒーブレーク。ここの辺りは、自転車乗りたちが多く集まるようで、街中自転車だらけでした。皆さん自転車乗り特有のぴちーっとした自転車ウェアーを着ていますが・・・・・・


PH_coco_v33_1-20150410UP.jpg


あれってパッと見、それほどかっこよいものではないと思ってしまうんですねー(笑)。
プロならともかく、素人までもがバリバリにあのウェットスーツみたいなもの着て、団子になって道を走っているのをよく見かけます。でも皆さん着ているということは、普通の服で走るよりきっと走り易いのでしょうね。



コーヒー休憩の後は、さらに南下していき、Richardson Bayの方へ足を延ばしました。こちらはStrawberryと呼ばれる地域からそのまま、Tiburon- Belvedereいう超高級住宅街へ続いています。
 
SFベイエリアにはHillsboroughやAthertonなど、高級住宅地と呼ばれる場所が多々ありますが、ここはこれらの場所をはるかに上回っての格が、数段上のような本当の意味での高級住宅街。
先ほどDさんが値段をチェックしたところ、一番安くて5億円! 中には49億円の家などもありました!! ちなみにこちらの下の写真が49億円の豪邸です。


PH_coco_v33_2-20150410UP.jpg



広さ的には他の高級住宅地より、それほど広くないのかもしれないのですが、すぐ迫る海の丘の上に建ち並ぶ住宅は、南仏コートダジュールの小さな街並みに似ていますね。
その上、この家からはサンフランシスコの風景が一望できるというのは、ただ広いだけという家に比べると、途方もつかない付加価値があるような気がします。
私CocoとDさん、Japanさんの暮らしを自慢するわけでも、卑下するわけでもないのですが、自分たちの暮らしはそれなりに充実しているし、お金持ちじゃないけど、激貧でもないので、それなりにに楽しんで満足していますが、こういう所で何代に渡って生まれ育って何の苦労もなく優雅に暮らしている人がいると思うと、人ってまったく全然平等ではないんだなーとひしひしと感じてしまいました・・・・・・。
特に私は、台湾で野良犬でしたしね・・・・・・(涙)。

この地域で散歩もしましたけど、成金的な感じではなく、落ち着いたお金持ちオーラに包まれておりまして、しばし優雅な上流階級的な気分を味わせていただきました!
この地域を歩いている犬たちは、やはり私とはまた別世界に生きる犬のように見えてしまいました。


 
でも台湾の野良犬としてこちらに来て、一緒に住んでいるDさんとJapanさんとの生活は、私にとって十分幸せいっぱいな生活なので、少し羨ましいけれど(笑) 
私は今の生活を好きであります!!

Writer Profile

Coco
Cocoココ

台湾生まれ台湾育ちのフォモサ犬系雑種。野良犬だったため正確な年齢は不詳:性別、女推定9歳。台北で殺処分直前に現地の動物保護団体にレスキューされる。その後紆余曲折を経て、2010年、サンフランシスコ在住の日本人男子Japanさんとアメリカ人男子Dさんのカップルの家の養子となる。食べることと散歩が大好きだが鶏肉アレルギーがある。

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