Vol.45台湾から来た白い犬の日記
がっかりランチ
2015.06.29
Cocoです。こんにちは。Dさんの用事がありましたので、Kensingtonという街へ行ってきました。
こちらはバークレーの隣の、緑に囲まれた少し奥まった場所にある閑静な住宅街。日本と違い、学区によって大きな住環境の違いがあり、学区の成績が良い地域では家の値段も大きく跳ね上がるという現象があります。
この地域はかなりも優秀で、UCバークレーの教授たちの家が、たくさんあるそうです。 犬にとってもこれは意外と影響がありまして、良い地域ですと犬の質もよく、人を襲って話題になるような犬が少なく、安心して散歩ができます。
用事を済ませたらちょうどブランチくらいの時間になりましたので、「それじゃー食べていこうか!」とネットで調べてみたら、この地域で一番評判の良いレストランがすぐそばにあることを発見。そちらに直行―してみました。
少し早い時間でしたので並ばずに入店できましたが、人気店だけあってその後、大勢の人たちがやって来て、あっという間に長い列ができていました。
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Inn Kensington Restaurant
293 Arlington Ave,
Berkeley, CA 94707
お店は、ごくありふれた感じの個人経営のアメリカンダイナーというものでして、朝食 昼食、 夕食を提供しているそうで、昔からあるレストランのようです。客層は白人の50歳以上の人が大変多く、近所に住んでいる人たちがやって来るレストランの趣。
ネットの評判も大変良い! 「昔からのそれも教養の高い人たちの集まるお店なら期待できそうだー」とDさん。メニューはこれといって目立って特徴のあるものではなく、ごくごくスタンダードな料理のみでした。Dさんはミモザを頼み、エッグベネディクトをオーダーしました!
それでー、しばらくしてやってきたこのエッグベネディクト・・・・・・市販の粉でつくったソースのほうがまだましという味わいのホーランディソースに、玉子はとろりと溶けるものではなく、明らかに茹ですぎてしまった感のあるポーチドエッグ。
それだけではとどまらず下のマフィンは水気を吸ってしまい、ベットリとなり、見目麗しくなく、美味とは程遠いかなりひどい出来栄えだったのです!!
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日本と比べて、アメリカでは本当にひどい食べものに遭遇する確率が100倍以上ありますが、JapanさんとDさんは、なるべくそれらの地雷を踏まないように、ここまで上手に生きてきましたが、久しぶりに大失敗なアメリカーーンダイナーに遭遇してしまったようです。
見ればこのお店、どうもベトナム系の人が運営しているよう。JapanさんとDさんはベトナム料理好きですから、ベトナム人だからマズイということは100%言うつもりはありませんけれど、キッチンで働いている人たちは、明らかにアメリカンブレックファーストは食べないだろうーという、バリバリにアジアン朝食しか食べないでしょ!? という感じの人たち・・・・・・。
Dさん曰く、「フランス人以外はフレンチをつくるな!」とか、「日本人以外はラーメンをつくるな」とか言いません。
たとえあまり食べ慣れていないものでも鋭い味覚を持ち、上手に再現できる人もたくさんいます。中には自国の食べ物でもないのに、それ以上の素晴らしいものをつくることができる人がたくさんいるのは事実。
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ネットのあのレストランのあの評判、会社にお金を払って★の数を操作しているのだろうか・・・・・・?
Dさんは帰りにフランス人のつくるフレンチペイスリー店でフルールタルトを買って、口直しをしていました(笑)