Vol.82台湾から来た白い犬の日記
北欧旅行記(19)
ストックホルム・バースデイ。
2016.01.01
Happy New Year! Cocoです。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、まだまだ北欧旅行記は続くのでございます(笑)
では前回からの続き。実はこの日誕生日だったDさん!!
誕生日おめでとうございますぅ!
記念すべき日に訪れたのはストックホルム市庁舎。こちらの塔にはすでに登った2人でしたが、市庁舎はツアーのみ観光が許されるというので日を改めてやって来たと言う訳です。それではWIKI先生でおさらい。
『ストックホルム市庁舎は、スウェーデンの首都ストックホルムの市庁舎である。ノーベル賞の記念晩餐会が行われる場所であり、ナショナル・ロマンティシズム建築の傑作としても知られる。建築家ラグナル・エストベリの設計により、1909-1923年に建設された。メーラレン湖に面した立地で、ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿を意識し、さらにヨーロッパ各地の名建築からインスピレーションを受けた折衷的なデザインである。
内部ではノーベル賞の晩餐会が行われる青の間(写真下の2枚)、パーティーが行われる黄金の間(右上)が有名である。イギリス建築にも大きな影響を与えたと言われ、日本でも早稲田大学の大隈講堂にその影響が見られる。黄金の間は、金箔を貼ったモザイクで壁面が覆われた大広間である。正面に、メーラレン湖の女王と飛ばれる女神像が新大陸とアジア大陸の間に立っている壁画がある。
青の間は、床が青灰色の石畳が敷き詰められている広間である。大階段は幅広で高さは低い。これは女性がイブニングドレスで降りるときに美しく見えるように 設計されたものである。向いの赤レンガの壁面には視線をやるべきガイドとして星のレリーフがある。ここでノーベル症の晩餐会が行われます。』
こちらの市庁舎は、物凄く豪華な建物という印象がありまして市役所というよりは宮殿のような建物といっていいくらいでした。物凄く古い建物のように見えますが、実際はそんなに古くはなく、古い建物を見立てて造ったので中世のヨーロッパ風ですが実際は100年くらいしかたっていないそうです。
いたんです! こちらでも旗を立てた某国の団体旅行者が幅を利かせていましたぁぁぁ!
彼らとかち合うとうるさくてツアーをしてくださっている市役所の職員の説明がまったく聞こえなくなるというのが困りものですし、彼らの衣装があまりにも煌びやかなので、Japanさんが撮る写真になるべく入らないようにするのに苦労したと笑っていました。
市役所を後にしてランチを探しに行った2人ですが途中Kungsträdgårdenという王様の庭という大きな公園に入り込みました。さすがにもう寒い時期なのでそれほど綺麗な植物は見られませんでしたがストックホルム市民の憩いの場という感じの場所だったそうです。
この大きな公園に大変立派ないい雰囲気の噴水があったのでこちらで一枚記念撮影!
ランチはこの公園に面している老舗の高級デパートNK(Nordiska Kompaniet)のカフェテリアが手お頃で美味しいものを出すというので行ってきた2人。
さすが高級でデパート、客層がお金持ちそうだったとのこと(笑)。日本で言うと・・・・・・三越とかそんな感じでしょうか?
このデパートの一番上の階にカジュアルなカフェテリアがありました。
カジュアルなカフェテリアといえどもさすが高級デパート店!
値段はおさえても、出しているものの質はなかなか良かったみたいですよー。Japanさんはまだ食べていなかったスウェーデンミートボール、Dさんはスモークサーモンとエビのパスタ。こちらでは注文が出てからその場で作ってくれるのでフレッシュであつあつのものをサーブしてくれます。
カフェテリアですのでダイニングエリアは自分で好きな席に座れます。
北欧家具に囲まれたこのダイニングエリアも素敵ですねー。この食事に飲み物(アイス ティ、ビール、お水)、サラダバー&コーヒー紅茶もついていました。お味は大変おいしかったそうで、この値段でこの質なら文句ありませんっと大喜びの2人でした。
そしてランチを食べて電車に乗って次の目的地に移動します。誕生日BOYが行きたかった場所はABBAミュージアム。スウェーデン出身の音楽グループのABBAは、一時世界中の大ヒット曲を何度も飛ばしたそうで、10代だった頃のDさんも彼らの歌に魅了されたとか。
一方Japanさんは洋楽にあまり興味がなかったし、世代的にも少し合致していないので「あまりABBAについて知らないんだよなー」と言っていたのが印象的でした。
しかしそれでも音楽を聞くと・・・・・・「あぁー聞いたことがある!」という曲が沢山あるみたいです。
そんな訳でABBAミュージアムの方へ行ってきましたが、ここで問題発生!
ここのミュージアム、入場料が高いのです!(笑) 一人23ドル(2800円)でして、2人で4ドル6(5600円)!! 特にJapanさんはそれ程ABBAに興味があるわけでもないので「なんかもったいないねー」という話になってしまいました。Japanさんが「近くのカフェでのんびり本でも読んでいるから一人で行って来たら?」と言ったそうですが、吝嗇家のDさんもこの値段を見たら萎えてしまいました(笑)。
結局、中にあるお土産屋を覗いて記念撮影をして終わりにしてしまいましたとさ(笑)。
ということで時間に余裕ができたので、ABBAミュージアムの裏手にあるフェリー乗り場で他の島へ行ってみることに。
このフェリーは公共交通の一つで、沢山の島で成り立っているストックホルムでは欠くことのできない交通機関なのだそうですが、もちろん観光客も使うことができますので、彼ら2人も乗せてもらうことにしました。
普通のフェリーですが海から見る景色がとってもきれいで得した気分。
彼らが向かったのは、新市街地の隣にある旧市街地のそのまた隣にある Södermalmという地域。こちらはどちらかというともっと庶民的な雰囲気で、若い人やブルーカラー的な労働者層がもっと多い感じの繁華街でしたそうです。
この北欧の旅では、彼らは「半分以上雨になるだろうなー」と覚悟していたのですが、うまい具合に雨には遭遇せず、すり抜けていました。こちらの繁華街には広場があってカフェもありましたのでこちらで休憩。
「誕生日にストックホルムのカフェで、ワインで休憩・・・・・・なんてすばらしい誕生日なんだ!!」とDさんは大喜びだったそうです。今のところいい誕生日を過ごしているようで何より。ちなみにJapanさんは例のアルコール入り洋梨サイダーです。
街を歩いていても歩きたばこは当たり前で、もろに煙を吸ってしまうことが多々あったと言っていました。
彼らの休憩したこのカフェ、皆さん若い子から年寄りまで物凄い量の煙を吐き出していましたそうです(笑)。
レストランでは禁煙ですが、こういうオープンスペースでは喫煙がOKになっているようです。「綺麗で純真そうに見える子がチェーンスモーカーなのを見ると悲しくなるなー」とJapanさん。
Dさんの誕生日はまだまだ続きます。ワイン休憩した後は、ホテルに戻るべくのんびりと歩いていきましたところ、街中にマーケット広場がありまして、所狭しといろいろな食材が売っていました。今の季節の旬な食べ物はキノコらしく、様々な種類のキノコが店いっぱいに並べられていまして美味しそう! 見たこともない種類もあり、持って帰りたいくらいだったとか。
食べ物好きなJapanさんにとって、たとえ買うことが出来なくても、こういう場所でいろいろな食材を見て回るのはワクワクして楽しいことなのだそうです(喜)
スーパーマーケット巡りも楽しいですが、特にこういうマーケットには、その時の旬の野菜が並ぶので、それ以上に楽しみが多く感じられますよね。マーケットを後にしてホテルに戻って休憩とあいなりました。