Vol.86台湾から来た白い犬の日記
北欧旅行記(23)
ストックホルム症候群の素。
2016.01.15
こんにちは。Cocoです。王宮衛兵の交代式でイケメンさんを楽しんだJapanさんとDさんの続きです。
ストックホルムは沢山の島で成り立っている都市ですので、船舶も重要な交通機関なのだそうで、運河をスイスイと行き交う船がたくさん見られます。
個人の船舶の所有率も世界的に見てもスウェーデンはトップ3に入るくらいなのだそうです。
観光客相手にも様々な遊覧船のオプションがありました。彼らは最初すべてを見て回る110分のツアーに参加しようかと思いましたが、あまりの長さに「たぶん寝てしまうだろう」と思い、近場を回る50分のロイヤルツアーに参加しました(笑)。上の写真のボートです。
ツアーは正直言って普通でしたそうです(笑)。
確かに歩いていては見られないものが、たくさん見られたので素晴らしかったそうですが、「別に見なくても、それほどがっかりするようなものでもなかったなー」というのが彼らの素直な感想でした。
おまけに暖房のきいた船内にゆらゆら揺れる船。「眠り落ちてしまうのに抵抗するのが必至だったよー」と笑いながら思い出す2人(笑)。これが110分の遊覧船でしたら、きっと爆睡していたことでしょう…
眠い目をこすって次の目的地はこちらの建物。
さて皆さんはストックホルム症候群という言葉をご存知でしょうか?(WIKI先生より)
『ストックホルム症候群は、精神医学用語の一つで、誘拐事件や監禁事件などの犯罪被害者が、犯人と長時間過ごすことで、犯人に対して過度の同情や好意等を抱くことをいう。1973年8月に発生したストックホルムでの銀行強盗人質立てこもり事件(ノルマルム広場強盗事件)において、人質解放後の捜査で、犯人が寝ている間に人質が警察に銃を向けるなど、人質が犯人に協力して警察に敵対する行動を取っていたことが判明した。また、解放後も人質が犯人をかばい警察に非協力的な証言を行ったことなどから名付けられた。
人は、突然に事件に巻き込まれて、人質となる。そして、死ぬかもしれないと覚悟する。犯人の許可が無ければ、飲食も、トイレも、会話もできない状態になる。犯人から食べ物をもらったり、トイレに行く許可をもらったりする。そして、犯人の小さな親切に対して、感謝の念が生じる。犯人に対して、好意的な印象を持つようになる。犯人も、人質に対する見方を変える。
犯人と人質が閉鎖空間で長時間非日常的体験を共有したことにより高いレベルで共感し、犯人達の心情や事件を起こさざるを得ない理由を聞くとそれに同情したりして、人質が犯人に信頼や愛情を感じるようになる。また「警察が突入すれば人質は全員殺害する」となれば、人質は警察が突入すると身の危険が生じるので 突入を望まない。ゆえに人質を保護する側にある警察を敵視する心理に陥る。』
そうなんです!! このストックホルム症候群のもとになった事件であるノルマルム広場強盗事件が この壁に時計の埋め込まれた白い建物(上の写真)にあった銀行で発生したのです。
JapanさんもDさんも学生の頃、このストックホルム症候群について学んだことがありました。「まさか自分が後日、その場所を訪問するなんて、その頃は思ってもみなかったなー」と感慨深そうでした。
ちなみに私Cocoはそんな言葉は一切知りませんでした(笑)。
このあと2人は小休憩。王様の庭公園の中にあるカフェで、甘いもの休憩です。このお店では珍しく、普通のコーヒーがありましたが、Japanさんはまたラテ。アーモンドをのせた焼き菓子がありましたので頼んでみたところ・・・・・・アーモンドの食感がアクセントとなって美味しかったのですが、基本的には激甘だったようです(笑)。