Vol.92台湾から来た白い犬の日記
北欧旅行記(29)
噂の人魚姫。
2016.02.08
こんにちは。Cocoです。アメリカ人お父さんのDさんと、日本人飼い主のJapanさんたちの今回のホテルは朝食付きでした。彼らはそれほどヘビーな朝食を摂らないし、毎日同じメニューにあきやすい2人ですから、ホテルには極力朝食付きでないプランを選ぶのですが、どうもこのホテルは無条件に朝食が付いていたようです。
それも・・・・・・アメリカァンな無料朝食とは違い、かなり本格的で何でもそろっている美味しいものだったそうです。
面白かったのがここの朝食ではウェイトレスがいるのですが、誰も部屋番号をチェックしないし、ホテルの客であるかどうかもチェックしませんで、基本的に誰でもこの場所に入り込むことができるようでした。
「こんな安易なシステムをアメリカでやったら、絶対不正する人が出てくるよねぇ」とデンマークの人を信じるシステムに感心しきりだったそう。
クリスチャンスボー城
Prins Jørgens Gård 5
1218 København, Denmark
この日の観光では、最初にコペンハーゲンがはじまった場所の方へ訪れてみた2人。
『クリスチャンスボー城は、デンマーク、コペンハーゲンの中心部、スロッツホルメン島にある宮殿である。この城はデンマーク王室および政府の迎賓館として使われているほか、国会議事堂や内閣府、最高裁判所など、デンマークの三権に関する施設がおかれていることでも知られる。
1794年および1884年に二度の火災に遭い、バロック様式、新古典主義様式、ネオ・バロック様式の3つの建築様式が共存している。現在のデンマーク王家はグリュックスブルク家。 現在のデンマークとノルウェーの王家である。一族からはギリシャの国王も出ている。』(WIKIより)
聞くところによるとデンマーク王家はヨーロッパの王家の中でも大変歴史のある王家なのだそうです。今までデンマークとオランダとベルギーをごっちゃにしていてすみませんでした・・・・・・(恥)
こちらの宮殿にも塔がありまして、無料開放されているので登ってきました。
金属探知機をくぐり、ゆっくりと乗降するエレベーターを使い途中の階まで登り、また別のエレベーターに乗り換えて、また途中の階まで行き、階段を登ってやっと景色の見渡せる広い場所にたどり着くことができます。
彼らが行った時はもう既に観光シーズンオフでしたので、あまり並ぶこともなくたどり着けましたが、エレベーターは8人乗りですごくゆっくりなので「観光シーズン中はとんでもなく時間がかかるだろうなー」と予測されます。
ここからの景色もなかなか良かったそうです。彼らの泊まっているホテルは真ん中に見える塔のある建物です!
彼らはランチタイムに、デンマークの名物料理のSmørrebrød (Open-faced sandwiches)を出すお店へ行ったそうです。これはパンの上に様々な料理が盛り付けられているオープンサンドイッチです。
Tivolihallen v/Helle Halkjær Vogt
Vester Voldgade 91
1552 København, Denmark
Dさんはローストビーフ、Japanさんはえびのオープンサンドイッチを頼んでみました。「激ウマー!!」というようなものでは正直言ってありませんでしたそうですが(笑)、地元の料理を味わえるという部分では、楽しく美味しい食事だったと言っていました。
高級店でもなく、普通の水2人分、ワインとビール、そしてサンドイッチ2人分で8千円近くのお会計でこれまた驚愕した2人です。物価が高いぃぃぃ!!(汗)。
このあとは公共交通機関でもある水上バスに乗って、プチクルージング気分を味わうことにしたそうです。
前回のストックホルムでは、ちゃんとした観光クルージングに乗ってみた2人ですが、それほどたいした印象もなく、眠気と闘う時間に大枚をはたいてしまいましたので、今回は観光クルーズ無しで、見どころがある場所を行く水上バスを利用してみたというわけです。
上の写真・左上はブラックダイアモンドと呼ばれるデンマーク王立図書館。黒い花崗岩と黒いガラスを使った外壁からこう呼ばれるそうです。左下はオペラハウスでして、右側がかの有名なコペンハーゲンの人魚姫の像となります。
よく世界三大がっかり観光名所と呼ばれているようですが、別に2人はそれ程がっかりしなかったようです(笑)
ちなみに世界三大がっかり像は・・・・・・シンガポールのマーライオン、 ブリュッセルの小便小僧、コペンハーゲンの人魚姫の像ということで、Japanさんはついにすべて制覇することができました(笑)。
彼はこの3つとも実際に見て別にがっかりしなかったそうです。
聞くところによると、皆さん思ったよりもずっと小さいのでがっかりするとのことです。奈良の大仏ならがっかりしないのでしょうかね? 彼が言うには「小さくても小さいなりに味のあるものだったぁ」という感想です。
Japanさんががっかりしたのは、彼らが来た時は静かな海辺に漂うもの憂げな表情を浮かべる人魚像でしたが、数分後この雰囲気が某国の観光客らのためにすっかり壊されてしまったことだったそうです(笑)。
彼らはことごとくDとJapanさんたちの旅行の邪魔をするつもりのようです(笑)!
彼らの一人は人魚姫のところまで登り、彼女を抱きしめて記念撮影していまして、これにはJapanさんたちは憤慨してしまいました!! 60年代のアイドルポーズだけにしておきなさい!って。