Vol.175台湾から来た白い犬の日記
Hawaiiへ!
その7. 新婚ほやほやの翌日は・・・
2017.07.24
こんにちは Cocoです。お付き合21年目にして男性同士で結婚したDさんとJapanさん。
新婚ほやほやの次の日はDさんの参加したかったアクティビティに。
それは・・・男性の好きな男性と、その友人たち専用の貸し切りヨットクルーズでした。
これはHula’sという男性の好きな男性の集まるバーが主催しているオプショナルツアーのようなものなのです。
このツアーは、それほど特別なものではなく、毎週土曜日に開催され1人22ドルで、誰でも参加できるツアーです。
まず最初にネットでこのチケットを購入します。
購入した人は、このバーに土曜日の午後2時にまでに到着してチェックインをして、紙のチケットをもらいます。
その間、皆さんはバーでガンガン飲み物を飲んでいい気分になってくるという感じなのだそうです。
そして皆さんがしっかりお酒が入って出来上がった頃に、グループでヨットへ向かいます。
「男性の好きな男性が40人ほど集まっての大移動はなかなか壮観なものがあったよー」とJapanさんが言っていました。
途中、キリスト原理主義者たちの街頭スピーチがあり皆さん激しく応戦していました(笑)
DさんとJapanさんたちは、男性の好きな男性の集まるところへ日頃ほとんど行かないので、こういう団体行動は久しぶりでワクワクしてしまったそうです。
やはりみなさん休暇中とあってか陽気で楽しく優しい人たちでして、一緒に行動していてもあまり苦にならなかったそうです。
この日は午前中、雲の多い感じでしたが、午後からはこのように綺麗に晴れて絶好のヨット日和となりました!
彼らが集まったHula'sのバーはダイアモンドヘッド側のワイキキの端、動物園のそばにあります。
そして、彼らの乗るヨットはシェラトンワイキキのそばですから、結構歩いたみたいですね。
「誰か日本人が参加しているかなー?」とJapanさんは期待していましたが、残念ながら日本人はゼロだったみたいです(涙)
このカタマラン(ヨット)クルーズは、ワイキキビーチに行くと2、3隻ほど停泊していますので、誰も自由に参加することができます。
しかしこちらの男性の集まる男性のクルーズは人気のあるので、前もって予約購入しておかないと当日ではほぼ購入ができないほどなのだそうです。
この日もヨットの前で当日券を期待していた人たちは、ヨットに乗ることができなかったようです。
全員が乗り込んだところでヨットは出発!
ダンスミュージックが大音響で流れ、皆さんノリノリ。
この船にはバーも完備していますので、マイタイ、ビール、ワイン、シャンパンなども購入できます。
男性の好きな男性が主でありますが、その友人や男性の好きな男性に理解のある人たちなら誰でも参加できますので、彼らのボートにも数名女性客がいまして皆さん違和感なくとけこんでいたようです。
さすがに犬はいなかったみたいです(涙)
Dさんが言っていましたが、「こういうのに参加してみるとわかるのだが、やはり同じような人が集まっていると変に気を使わなくていいので気分が楽だねー」とのことでした。
例えばこういうツアーでゲイではない一般的なグループのものに参加しても、JapanさんDさんカップルはこれといって問題なく楽しめる事は楽しめるのでしょう。
まあ、彼らはどちらかというと結構地味なカップルなので普通に溶け込めます。
しかし、やはりそれでも男女のカップル、男女の一般的な家族のみのグループですといろいろと気を使ってしまうことがあるみたいです。
その点、今回の貸し切りツアーは90パーセント以上がお仲間さんですのでストレスフリーだったみたいです。
皆さんのジョークも、カップルがイチャイチャしていてこれがこの船の上では、マジョリティー。
「大袈裟かもしれないけれど、マジョリティーの中にいるのって気が楽なことなんだなー」と改めて感じた2人だったようです。
マジョリティーの中にいると、マイノリティの人たちの気持ちがわかりづらいかもしれません。
でも常にマイノリティの存在を意識し、お互い尊重しあって自分がいつマイノリティになっても心地よく過ごせるように社会になるように努力するのは必要なのでしょうね。