Vol.218台湾から来た白い犬の日記 綺麗にしたい欲。
2018.05.21
こんにちはー。台湾犬のCocoです。家の内装のリノベーションが終了してしばらく経ちました。
狭いながらも郊外の一軒家はたいへん静かで
のんびりと時間が流れ、気に入っている2人プラス犬です。
人間は欲が果てしないので、大きな家、豪華な家、広い庭と
実際には必要でもないのに、見栄や虚栄心や欲望も手伝ってか
どうしても限りなく上の方を見てしまう傾向があります。
でもーこうして郊外の狭い家に住んでみると、
「別に街中でなくてもいいやー。2人プラス犬で
快適に暮らせるのなら必要以上に広くなくても、
豪華な設備がなくてもーこれで十分だなー」と
思えてくるのが不思議です。
そういう気持ちになると、別に他人と比べることなく
何となく心安らかに過ごせるようになる気がします。
そんな気分が落ち着いたころ、Dさんの家綺麗にしたい欲が
湧き出てきました(笑)
まず最初のプロジェクトは、家の玄関へ続く通路の
レンガの敷き直しでした。
レンガは土の上に直接のせられているので
レンガとレンガの間に雑草が生えてきていました。
その上、場所によっては柔らかい土があるらしく
踏みしめられたレンガはデコボコになっています。
業者の最初の提案はレンガを取り外して
コンクリートで塗り固めるということでした。
これならお手頃価格でできるとのことでした。
しかし、アメリカ人お父さんのDさんと
日本人飼い主のJapanさんカップルはこのレンガの小道を
気にいっているので、レンガを残したく……それを業者に伝えると、
彼は「コンクリートを流してその上にレンガを置いてみましょうー」と
提案してくれましたのでそれを採用。
出来上がったのがこちら(上)の写真です。
彼はレンガの並びも少しアレンジしてくれまして、
階段もパワーウォッシュで綺麗にしてくれましたー!
なかなかいい出来ですね!!
次のプロジェクトは裏庭です。
この猫の額ほどの裏庭には花壇と小さな噴水があり、
たくさんの小鳥たちが遊びにやってくる心地よい空間です。
しかし、雨が降ると粘土質の土がどろどろになり、
湿度が下がるとそれがひび割れて亀裂の走る地面となっていまして、
使い勝手があまり良くありません。
ですので2/3に芝を敷きまして、残りの噴水の周りには砂利を巡らせました。
柳の木と噴水のある花壇の中にバーク(木のチップ)を敷き詰めて完成です。
人工芝にも見えるくらい、濃い緑の芝が裏庭に広がりまして
私Cocoも雨の度に足がどろどろになることもなく、
芝の匂いを嗅いで楽しむことができる場所になりました。
芝生が地面にしっかりと根付くまで、
頻繁に水をあげなくてはいけないのですが、幸いなことに
毎日のようにベイエリアでは雨が降り続きましたー(笑)
寒い日もまだまだありますが、暖かな日も
多く訪れるようになりました。柳の樹には新芽が息吹、
淡い綺麗な緑が庭一杯に広がり、少しずつ春の色が見えてきました。
この柳の樹には小鳥用のえさがつるしてあるのですが、
朝晩鳥たちが宴会を繰り広げています(笑)
そういえば以前植えたアスパラガスは残念なことに全く芽を出さず、
全滅してしてしまったようです(涙)
さて、DさんとJapanさんはサンフランシスコでは
Castroのそばや、日本街などにも住んだことがあり、
大変便利で気に入っていまして、郊外に出る生活なんぞ
考えれないような生活をしていた2人でした。
ご存知の通り家を購入するにあたり予算の関係で、
SFの街中は無理でしたので郊外に出ることになりました。
郊外の生活はどうなるものだろう?と2人とも不安で一杯なのでした。
しかしー一旦出てしまうと、郊外ののんびりとした生活が
予想以上に気にいってしまい、都会の生活はもう無理!
戻りたいと思えない2人になってしまいました(笑)。
地面に近く、緑の匂いのする風を感じ静かで、
ごみごみしていないのんびりとした生活は、
齢をとるたびにいいものだなーと
しみじみ思えるようになっているようです。
私Cocoも実は台湾台北生まれ育ちのシティーギャルなのですが、
この郊外暮らしを結構気に入っているのですよ!!