Vol.230台湾から来た白い犬の日記 18禁のストリートフェアー
2018.08.14
こんにちは Cocoです。先日アメリカ人父親のDさんのリクエストで
ラーメンを食べに行きましたー。
Japanさんは少し前に日本へ。滞在中にはたらふく、
ほぼ毎日のようにラーメンを食べてきましたが、
彼がいない間Dさんはラーメンをまったく食べなかったそうなのです。
まあ、Dさんの場合一人でラーメンを食べに行くほど
ラーメンが好きだとは思えませんし…
そんな訳でラーメンが恋しくなったようですし、
Japanさんは毎日でもラーメンOKですので
一緒に行ってきました。 Dさんは豚骨ラーメンの俺ん家ラーメンにチャーシュー追加!
Japanさんは中華そばと鮭いくら丼を頼みました。
中華そばは濃い目の醤油ラーメンという感じで
美味しかったそうです。いくらご飯は安定のお味でしたー。
Dさんの豚骨ラーメンはそこまで心に響くものではなかったものの、
以前に食べたRedwoodCityの俺ん家ラーメンより
はるかにいい味だったとのことで満足していたようです。
ラーメンを食べ終わって車に乗り込んで、
帰ろうかーと車を発進させた時!
体を覆う面積の妙に少ない格好をした
お兄さんが道端で佇んでいましたー(笑)
手荷物がないところを見ると、
この格好で家からやって来たのかな? 気合入ってますなー!
それにしても、こんな格好で街を歩くとはいい度胸だなー
と思っていましたが、おおー!そうか?この日はDore Alley の
ストリートフェアーだー!と思い出しました。
このフェアーならばこういうカッコをした人が
街を歩いていても何の不思議もありません。
「何十年かぶりだけどちょうどこの近所だしーいってみようかー」と
参加してみることにしたDさんとJapanさんでしたー(笑)
このDore Alleyのストリートフェアーは
SM、革製品、鎖、露出系が好きな人が集まる
ストリートフェアーなのでしょうか。
正直なところDさんもJapanさんもこのストリートフェアーの
由来も真のテーマもイマイチよくわかっていないのですが、
明らかに18禁で子供は絶対に入ってはいけないような
ストリートフェアーであることは間違いないようです。
しかし、このDore Alleyは比較的小規模なストリートフェアーなのです。
これの大型になったストリートフェアーが9月にある
Folsom Street FairでこのDore Alleyフェアーの
数倍の広域で道が歩行者天国になり、
歩くのも困難なくらいの混雑となるのです。
ですから今回は小規模なものでありますが、
その分過激度は計り知れないと言われます。
Japanさんは見たことがないのですが、このフェアーでは
クジラの潮吹きのように昇天してしまう人や、
盛り上がって結合してしまう人もいるとか・・・・・・。
JapanさんもDさんも「そんな人がいたら面白いねー」と
いろいろを見て回りましたが、早い時間だったせいか
皆さんそれほど酔っているわけでもないし、
乱れているわけでもありませんでした。残念!
もちろんのことながら、御覧の通りほとんどの人が
裸に近い格好でブツも丸出し、お尻も穴も御開帳ですから
ごくごく普通のストリートフェアーというものでもありませんでしたが、
でもちょっと期待外れでした(笑)
「それにしても世の中にはいろいろなものを好む人がいるもんだなー
理解不可能だー」とDさんと大笑い。
個人的には革とかSMとはほとんど興味ありません2人ですけれど、
みんな違ってみんないいのではないでしょうか。
こういう違いがあるからこそ、この世の中は面白いのでしょうね!
嫌いなら行かなければいいことですし、
スルーすればいいことなだけなのです。
別にいきり立って嫌悪感を伝えなくてもいいのです。
ちなみのこの一連のストリートフェアーは、
NGOが運営していてビールやブースの売り上げ、
さらに寄付などの収益をサンフランシスコにある
自殺防止のために活動する団体や、無料の医療機関、
無料の法律事務所などたくさんのLGBT関係のコミュニティー団体へ
ドネーションをしているそうです。
2017年には総額3000万円以上、延べにして
6億円以上の寄付をしたということです。
額としては大したことはないかもしれませんが、
「裸の変態的なストリートフェアーも
世の中のためになっているのだなー」と感心させられます。
日本では国会議員の先生がLGBTには生産性がないと述べましたが、
ここの活動は微力ではあっても経済活動が高まることは
生産性があると言ってもいいと思うのです。
さらに彼らの活動で自殺から救われる命、
同性愛というだけで死刑になる国から逃げてきたものへの法律的保護。
これらのサポートによって生き延びた命が
将来彼らが国の偉大な利益になる可能性はありますし、
彼らが国に貢献することもあると思うのです。
子供を産み育てることは重要であり、それは否定しません!
ただ、そればかりが生産性というのは
ものの見方があまりにも浅すぎるような気がします。
弱者も強者もある、入り乱れた社会なのだからこそ、
この社会は成り立っているのだと思います。
ただ、現在の米国のように公的資金に頼りきって、
全く自己の生活を向上させようとしない、
働けるのに働かない人達がいるのも事実です。
こういう問題をどう対処し、よりよい環境にしていくかが、
本来の選出議員の仕事なのでしょうね。