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Vol.387ハタラクさんの毎日

Vol.387ハタラクさんの毎日 「焦り」と「慎重」。

2016.01.12

「考えすぎないうちに行動する」と、事ある毎に言っていたわたし。
というのも、15年ほど前に、仕事で江原啓之さんとご一緒した際に、こんなことを言われました。
 
「あなたは石橋を叩いて、叩いて、叩き割ってしまう人ですね」。
 
自分自身でも納得の言葉で、それ以来「わたしって慎重すぎるくらい慎重な人間なんだ」と、はっきりと自覚をしました。だからこそ、考えすぎないうちに行動をするということを、意識するようになったのです。
 
昨年からは特に行動することに気持ちを寄せては、考えすぎていると思ったときには「よし、行動しよう」と自分に言い聞かせては、動くようにしていました。
 
それが最近、友人と話していたときのこと。その友人が、「わたしって、すぐに行動をしては失敗することを繰り返している。あんまり考えずに、動くからなんだけど。それもぜんぶ焦りから来ているのよね」と言いました。
 
わたしから見ても彼女は行動派で、そんな彼女の動いている姿を見てはエネルギーをもらい、わたしはお手本としている部分もありました。だから彼女から「焦りから、あまり考えずに行動してしまうので、もっと考えてから行動するようにする」と言われたときは、驚きました。
 
「え!? わたしはYouの行動力が素晴らしいと思っていたのに」と伝えたところ、友人は「わたしこそ、熟考してから動くあなたの姿勢がいいと思っていた」と言われて、さらにさらに驚く始末。
 
友人は「焦り」を懸念し、「慎重」になりたいと思い、わたしは「慎重」を懸念し、「焦り」というか行動したいと思い・・・・・・ないものねだりではないですが(笑)、これって面白いですよね。
 
まさに人は自分を映す鏡と言いますが、なかなか(笑)
 
「焦り」は早く結果を出そうとか、早くなんとかしたいとか、そういうところから来るもの。
「慎重」は失敗したくない、これをやったらうまくいかないかもという不安から来るもの。
 
今年はそこをいい塩梅でいく!と、決めました。
 
 
 
「あなたとわたしを足して2で割るとちょうどいいのにね」と、よく言うのですが、実際そうなったらなったで、多分相当なフェスティバルでしょうな(笑)


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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