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Vol.393ハタラクさんの毎日

Vol.393ハタラクさんの毎日 おもろい夫婦。

2016.01.18

「みきちゃん、今度の金曜日の夜、空いていますか?」と、メールが来ました。
「空いていますよ」と、返信。
「では、前々から行きたいと言っていた、ブータン料理やさんに行きましょう!」
「わーい、楽しみ! 行きましょう」と、また返信。
そしてしばらくして「ブータン、もう予約でいっぱいでした。違うお店探すね」
「よろしくー」と、またまた返信。
「モンゴル料理やさんにしたよ!」
「ありがとう!」と、またまたまた返信。
 
そんなやりとりの結果、モンゴル料理やさんに行ってきました。
ごはんに誘ってくれたのは、大学生のときに同じクラブに入っていた友人のAさんです。彼女はこれまた同じクラブの先輩Bさんと結婚をしました。
このAさんとBさん夫婦が、わたしのハートにグサリと刺さるおもろい夫婦なんです。
 
ふたりは200年? いや300年ほどつきあって結婚しました。っていうかそれくらい長―くつきあって結婚しました。
学生時代、お金が無いといって小麦粉を水で溶いて食べていたり、お金がないくせに一杯1,000円近いコーヒーを飲むという身の程に合わないエンゲル係数を刻んでいたり。
 
結婚後も、ご主人はデスなんとかテウスという恐竜の研究をしたり、片道2時間30分もかけて通勤したり、はたまた新居はゴキブリをはじめ、あらゆる虫のオンパレードにも関わらず、その虫を調べては5年以上も住んでいたり。
 
とにかくすべてが破天荒でおもろい。
モンゴル料理やさんでも、「狂牛病の心配はありますが、いただきましょう」と言って、羊の脳みそのスープを注文してはブツブツ言っていたり。
 
でも何がいいって、ふたりが本当に仲がいいんですよねー。
お互いがお互いを労わり、尊敬し、その様子がなんとも愛らしく、ふたりがいくらとんちんかんな行動をとっても、ほほえましくて・・・・・・。
「こんな夫婦もありだなー」と、このおもろい夫婦と会うと、猛烈に結婚というか、パートナーというか家族が欲しくなります。
 
「あ、かわださん、以前は前歯がなかったんですが、前歯を入れた独身のバイクレーサーの友人がいるんですが、いかがですか?」とBさんに言われ、おもむろにBさんが出したその方の画像は、ヘルメットをかぶってオートバイに乗っているもの。前歯どころか、顔も見えないっつうの!
 
一応、わたしの結婚相手は気にかけてくれているのは大変うれしいのですが、なにかがあんぽんたんで(笑)
 
 
でも、でもでも大大大好きなおもろい夫婦のお話しでした。
 
 
 
まさにAさん、Bさんは夫婦漫才のよう。でもその面白さを自分たちが気づいていないのが、尚、良しだす(笑)


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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