楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.396ハタラクさんの毎日

Vol.396ハタラクさんの毎日 なるようになる。

2016.01.21

一緒に仕事をしたい人がいて、その人に連絡を取ってみたもののダメだった。
好きな人がいて、思いを伝えてみたけれど叶わなかった。
やりたいことがあって、精一杯トライしてみたけれど、実現できなかった。
どうしても取りたい仕事があって、アプローチをしてみたけれど実らなかった。
 
こんな具合に、自分の意とは反することが多々起こるものですよね。
はっきりカウントしたことはないけれど、自分の思いや希望が叶うのは打率でいけば、イチロウ選手ぐらいなかー? と(笑) 3割強とか?
 
10代や20代のころは、自分の希望が叶わなかったときは、もう地団駄を踏むというか、自分を責めたり、「ああすればよかった、こうすればよかった」と後悔したり、「あの人と付きあえなかったのは、わたしに足りないことがあったからだ」と卑下したり、そんなことが日常茶飯事でした。
 
その度に心身共に疲れて、ふらふらになって・・・・・・。今、思うと体力があったのでしょうね(笑) これが若さというものでしょうか(笑)
 
それがようやく最近になって「なるようになるさ」と、感じるようになりました。
本や、人生の先人たちの言葉で「なるようになるさ」とよく見たり、耳にしたりしていましたが、その度に心のなかで「それって、何もしないことの言い訳ではないの? なるようにならないことを、なるようにしないといけないのでは?」なんて、思っていました。
 
でも「なるようになる」は、何もせずにただ成り行きを見守ることではなくて、万策尽きるほどに一生懸命やって、あとはお任せというか・・・・・・そこまでやって自分の希望に叶わないのであれば、そこまでのご縁、ということではないかなーと。
 
こう思えるようになったら、とても気持ちが楽になったんですよねー。
それはあきらめるということではなくて、まさになるものはなるし、ならないものはならないということではないかなーと。
 
 
こうして毎日の生活の中で少しずつ、軌道修正や生きるコツというようなものを掴んでいく。だから経験や時間が必要なんですよね、きっと。
 
なるようになる精神、うーん、いいかも。
 
 
 
「なるようになる」と思えると、いろいろなことに臆病になったり、尻ごみしなくなりますな。だってなるようにしかならないのですからな。

Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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