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Vol.405ハタラクさんの毎日

Vol.405ハタラクさんの毎日 琴奨菊関と豊ノ島関。

2016.01.30

今から一週間前、大相撲初場所で、日本出身力士として10年ぶりに琴奨菊関が優勝し、おおいに湧きました。
 
日本出身力士の久々の優勝でNHKではニュース速報まで流れ、それはそれでおめでたく、嬉しいことですけど、そこまで日本というものを意識しなくてもなーと、思ったりもして。
 
あ、こんなことを言いたくて書いたのではありませんでした(笑) 失礼、失礼。
 
初場所優勝した琴奨菊関には、同期入門の同じ年のライバルの豊ノ島関がいます。今場所は優勝争いも展開しました。
 
琴奨菊関が優勝し、花道を歩いたとき、そこに豊ノ島関が出迎え「よかったね、おめでとう」と声をかけ、肩を並べうれしそうに抱き合う姿に、温かいものがジーンと湧き上がってきました。
 
琴奨菊関の優勝インタビューの後、豊ノ島関が「同期の琴奨菊関の優勝はどう感じますか?」とアナウンサーから質問され、「それは悔しいですよ。とても悔しいですけど、同じくらいとても嬉しいです」と、それはそれは幸せそうな表情で語っていました。
 
素敵だと思いません? こうやって心からお互いを尊重し、喜びあえる姿って。まさに好敵手だと感じます。
 
ライバルの足を引っ張ったり、陥れようとしたり、そんな殺伐な関係性でなく、切磋琢磨しながら支え合うライバル。これって最高の財産だなーと。
 
琴奨菊関の優勝は、忘れがちな温かいものを思い出させてくれました。
本当におめでとうございます!
 
 
 
白鵬関ファンとしては、今場所の後半はちょっとワサワサした気持ちになりましたな。3月、楽しみですなー。
 

Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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