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Vol.427ハタラクさんの毎日

Vol.427ハタラクさんの毎日 女性起業家。

2016.02.21

世の中、女性起業家というものに注目が集まっています。
政府も「女性が活躍する社会を」というメッセージを事あるごとに出しています。また、女性起業家セミナーも多く開催されている様子です。
 
言われてみれば、わたしも女性起業家のひとりでした(笑) 
でも性別を意識したこともなければ、起業家になりたいから今の仕事をしているわけでもないので、女性起業家というフレーズには距離がありました。
 
以前、ベテランの女性のアナウンサーが「女子アナというフレーズに違和感を覚えます。アナウンサーという職業に、あえて女性をつけることが分かりません」というような内容な発言をしていましたが、それと似たような感情なのかなーと。
 
 
実はわたしも独立をする際に、無料の起業セミナーに参加したことがあります。それは女性限定のものだったのですが、一番驚いたのは、「この仕事をしたいから起業する」という発想ではなく、「起業したいから、どんな仕事をすればいいか」という考えのもと、起業する人が多いという話でした。
 
なるほど、言われてみればその発想は分かりますよね。はたらき方というものを考え、結果、起業がいいという結論からそうなるということだと思うんですよね。
 
 
わたしも会社をつくってようやく1年。やってみて分かったことが山ほどあります。社会の仕組みも、税金の仕組みも、法律も、何もかも。いやー甘くはないですね。
 
今は「女性起業家」と言われていますが、それがいつの日か特別なものでなくなる日が来たら、そのときが本当のスタートのような気がします。
それって、同性愛者の結婚のニュースにも似ていますよね。
 
想像もできないスピードで、大きく流れが変わっているこの時代。目先だけでなく、次の世代のことを思うのは、年齢を重ねてきたからですかねー。
 
 
 
わたしの周りは起業している人が多いだす。自分の持っている才能を存分に生かした、アーティスト系の人たちが。彼らの真っ直ぐな姿を見ていると、ときどき涙が出るだす。

Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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