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Vol.436ハタラクさんの毎日

Vol.436ハタラクさんの毎日 塩見さん。

2016.03.01

俳優の塩見三省さんを、朝の番組で観ました。
久しぶりの塩見さんは少しやせていて、心なしか話すのも苦労されている様子でした。
 
塩見さんといえば味のある名バイプレーヤーで、ドラマ『あまちゃん』でも大人気の俳優さんです。その塩見さんが2014年3月に倒れ、闘病生活を送り、今はリハビリに励み、ドラマの出演をするまでに至ったと番組で話していました。
 
 
なぜかその話を聞きながら、ぽろぽろ泣けてきてしまいました。
塩見さんが倒れ、体が不自由になったときの絶望感、その後リハビリ施設で長嶋茂雄さんにお会いし力をもらったこと、「笑顔で笑え」と自分に言いきかせながらリハビリを必死にされている姿。そして「今、こうして生きていることに感謝」であると清々しい顔で話されている様子を見ていたら、たまらなくなって泣けてしまって。
 
人は自分を見つめ直すとき、何か大きな出来事がきっかけとなることが多いように感じます。ましてや命にまで影響するような出来事であればなおさらです。
その出来事が大きければ大きいほど、そこで気づくことも人生を大きく変えるくらい大きいことのように思います。
 
塩見さんはまさにその状況にあい、自分自身を見つめ直したのでしょう。
わたしには塩見さんほどの大きなきっかけはないけれど、日々直面するいろいろな出来事で気づかされることがあるのだなーと。
そこでちゃんと自分を見つめ直さないと、次の大きなことが起こるのだろうなーと。
 
 
塩見さんの生きる姿勢を見て、たくさんの思いが湧いてきました。
人は人によって気づかされ、進んでいくのですよね。
 
 
 
番組で塩見さんの姿を見て、視聴者の方たちのコメントが寄せられていましたな。そのなかで「人に苦しさを話せるうちは大丈夫。人に話せないとき、それは大きなチャンス」というような言葉があっただす。浸みますな。

Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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