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Vol.441ハタラクさんの毎日

Vol.441ハタラクさんの毎日 言ってもらえる幸せ。

2016.03.06

子どものころ、両親をはじめ、当時は近所のおじさんやおばさん、学校の先生にいろいろ注意されたり、叱られたりしました。
 
「手を上げて横断歩道は渡ること」
「挨拶は大きな声で」
「知らない人についていっちゃダメだよ」
「誰も見ていないからといって、ゴミを道路に捨てたり、悪いことはしないように。お天道さまは見ているんだから」
「何か助けてもらったり、うれしいことをしてもらったら、ちゃんと『ありがとう』って言うんだよ」
 
きりがないくらいあります。その当時は、口うるさいなと思いながらも、自分が納得して「そうだな」と思ったことは行動していました。
 
そして社会人になると、会社の先輩が社会人たるものという教えからはじまり、仕事のことを丁寧に教えてくれました。
またちょっとクセのある先輩は、自身のイライラの感情を指導という名のもとにぶつけてくることもありましたが(笑)
 
だんだんキャリアを積んでくると、自分が教える立場、叱る立場になることが多くなり、だんだんと叱られることや注意されることが減っていくものですよね。
それはそれでうれしいことなのですが。
 
昔からよく「言われるうちが花」と言うように、この年齢になっても注意してくれたり、叱ってくれたりする人がいてくれることは幸せだなーと思うわけで。
 
言われたときは自信もなくなり、落ち込んで、凹んで、下手すると叱ってくれた人を心の中で責めたりもして。でもしばらくして、次の光が見えてくると、叱ってくれたことへの感謝が溢れてきます。
 
自分のことを考えても、誰かを叱るときは相手に何らかの思いや希望があるから叱るのであって、相手のことが嫌いだったら、叱るなんて行為をする力も湧いてきません。
 
叱ってもらえるうち、注意してもらえるうちが花。
そうしてくれる人たちを、大事にする!
 
 
 
叱られれば、少なからずも落ち込みますな。でも落ち込むということは、膨らむための前段階。
そうやって人ってどんどん成長してくのかもしれませんな。

 

Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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