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Vol.444ハタラクさんの毎日

Vol.444ハタラクさんの毎日 思い出した!

2016.03.09

昨日、母が見た手招きするおばあさんのことを書きましたが、思い出したんです!
後にも先にも一度だけ、夜、もの凄い怖い体験をわたしもしたことを。
すっかり忘れていたけれど、あったんですよ、怖かったことが。
 
 
もう15年ほど前のこと。
仕事で仲良くしていた女性と一緒に、札幌に旅行をしました。当時、ノルディックスキーに夢中になっていたわたしは、ノルディックスキーのレースを生で観戦したいと思い、大会が開かれた札幌に行ったのです。
 
ジャンプ台の高さに圧倒され、そこからジャンプをする選手を「まるで鳥みたい」と感動し、コースを走る選手の迫力ある息づかいに驚き、それはそれは最高の一日を過ごしました。
 
で、その日に泊まった札幌のホテルである出来事が起こったのです。
お風呂にも入り、すっかり眠りに入っていた夜中、突然、わたしの両肩が重くなり、目が覚めました。隣のベッドには一緒に旅行をしている女性が眠っています。
 
「え、なんでこんなに肩が重いのだろう?」と、暗い部屋の中で自分の肩を見ると・・・・・・なんと太い大きな手がわたしの両肩を掴んでいるんです。その手は壁から出てきて、まるで壁の中へわたしを引き込もうとしているような強さで引っ張る!
 
あまりにも怖いというか驚いて、声を出そうとしたのですが、出ないんですよ、まったく声が。隣のベッドの女性も気づくそぶりもなく。
 
そんなときにあることを思い出しました。
「怖い状況になったら、南無阿弥陀仏を唱えるといい」と、ある霊感の鋭い人に言われたことを。
声を出すことができないので心の中で何度も何度も南無阿弥陀仏を唱えたら、スーッと肩が楽になり、壁から出ていた手も消えていきました。
 
 
これが夢だったのか、なんだったのか今でもよくわからないのですが、とにかく怖かったということだけは覚えています。
 
そんな経験、みなさんもありますか?
季節外れの怖い話でした。
 
 
 
あのまま壁の中に引きこまれていたら、
今の自分はここにはいないのかもと思うとゾッとするだす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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