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Vol.459ハタラクさんの毎日

Vol.459ハタラクさんの毎日 謙虚になる。

2016.03.24

最近ことあるごとに「謙虚」という言葉を耳にしたり、目にしたりします。
「謙虚にね」
「謙虚さを持つことだよ」
「謙虚であれ」
 
自分なりに謙虚ってなんだろう? とずっと思っていました。
 
言わずもがな、この世の中でひとりでは生きていけません。
家族、友人はもちろん、作物をつくってくれる農家の人たち然り、大勢の人に支えてもらいながら誰もが生きています。
 
だからそういう人たちに感謝をしながら、おごることなく行動することを、わたしなりに謙虚と受け止め、今までやってきたつもりでした。
でもつい最近、「あれ? もしかして謙虚って・・・・・・」と思い浮かぶことがありました。
 
 
こうして生きていること、いや、生かされていること自体がもの凄い奇跡だと感じます。天災、人災、病気、事故などあらゆることで命はいつ終わるかわかりません。
でもこうして今を生きていることは、大きな何かの采配で生かされているように感じるんですよね。
宗教とかそういうことではなくて。
 
ということは、そういう采配のもと、生かされていることには、さらにもの凄い意味があるのだと感じます。その意味に気づき、受け入れいくことが謙虚ということなのかなーと。
 
 
辛い出来事に遭遇したり、人間関係でもめたり、傷ついたり、傷つけたり、「なんでわたしばかり」と悲嘆にくれたり、「あの人のせいでわたしがこうなった」と相手を責めたり・・・・・・こういうこと全部を含めて、こういうことは謙虚ではないのかもしれないなーと思ったんですよね。
 
大いなる采配が「この出来事は、あなたに気づいてほしいことがあるから起こしているんだよ」「こんなきつい状況から、あなたが受け入れてもらいたいことがあるんだよ」と、わたしたちに仕向けてくれているととらえると、文句を言ったり、攻撃したりすることは、
とんでもなく傲慢に感じた次第で。
 
謙虚という言葉の本意や真意は、きっと人それぞれなんでしょうね。
 
 
 
気づくと、同じ言葉を何度も目にしていたということ、ありませぬか? 
これは偶然でなく、それを気づかぬうちに自分が求めていたりして。それさえも采配!?


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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