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Vol.472ハタラクさんの毎日

Vol.472ハタラクさんの毎日 偏り。

2016.04.06

古舘伊知郎さんが12年間、キャスターをつとめていた番組を先週降板しました。
 
ちょうどわたしが就職活動を始めたころ、世は男性アナウンサーがフリーになり始めた時代でした。
 
前にもここで書いたように、なかでも逸見政孝さんのマネージャーになりたかったわたしは、果敢にも逸見さんの事務所に手紙を書き、ぜひ入社させてくださいと懇願をしました。
 
しかしそこでの御縁がなかったので、今、こうしているのですが(笑)
 
時を同じくしてフリーになった古舘さんのことも、もちろん大注目でした。
独特の言い回し、ちょっとクセと毒のある発言が好きでした。
だから今回、古舘さんが降板したニュース番組も、時間があれば観ていました。
 
 
その番組での最後の挨拶で古舘さんはこんなことを言っていました。
 
思いを込めて番組をつくるほど偏りは出てくる。人の個性とは偏り。その偏りを自負している。
 
 
偏りは悪いこと、偏りはバランスをとるべきものと、僭越ながら同じマスコミの世界に身を置く者のひとりとしては思っていました。
 
偏りは個性。
偏りをなくすほどに個性もなくなる。
 
 
古舘さんの足跡に拍手!!
 
 
 
自分の軸を持つことがテーマのわたしにとって、
偏りから大きなヒントが見えただす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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