楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.478ハタラクさんの毎日

Vol.478ハタラクさんの毎日 ぜんぶ抱えちゃう。

2016.04.11

いつもわたしのことをそばで見てくれていて、何かにつけ助けてくれる方がいます。
仕事で知り合った方ですが、もうかなりのお付き合いになります。
 
その方自身は長年第一線で活躍され、今もかなり忙しい毎日を過ごしています。
その方に「かわだちゃんは真面目だから、ぜんぶ抱えちゃうんだよね。いいんだよ、抱えなくて。
適度に流していけばいい。もちろん自分に向けることは大事だけど、
抱えすぎると自暴自棄になって自分を責めて、つらくなっちゃうんだからね」と、
言われたことがありました。
 
正確に言うと、そう言ってもらっていたことを最近、思い出しました。
というのも、わたしがにっちもさっちもいかなくなり、
会社を休職する直前に先の言葉をかけていてくれたのですが、
そのときはまったく耳に入る余裕もなく、つい最近、その方と話していて思い出しました。
 
そうか、わたしは全部を抱えようとしているんだ。
ということは、誰もがみんな全部を抱えているわけではないんだ。
というよりも、わたしがしていることは全部を抱えようとしていることなんだ。
意識はしてなかったけど、全部を抱えようとしていたんだわたしは。
全部を抱えるということは、何か問題が起こったときにその原因をすべて自分に向け、
それができなかった自分に苦しくなること。
けっして完璧な人間なんていないのに、
網羅できない自分がたまらなくダメな人間で、
下手をすると生きている意味がないまでに思ったりして。
 
 
そうか、全部を抱えようとしているんだ、わたし。
だから「流したほうがいいよ」とか、「身の丈だよ」という言葉が最近
どんどん聞こえてくるようになったんですね。
 
全部抱えなくていいんですよ!
 
 
 
大好きな先輩から授かった言葉だす。
「これでいいとは思いませんが これしかできない わたしには」。
相田みつをさんの言葉だそう。そうだよ、これしかできないんだよぉ!!


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

Back Number

その他のバックナンバー

ページトップ