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Vol.492ハタラクさんの毎日

Vol.492ハタラクさんの毎日 感情むき出し。

2016.04.25

最近、不思議なほど立て続けに街中で、
携帯電話で感情むき出しに話している女性を数人見ました。
 
暗くなった午後7時ごろ。
マスクをしてボロボロ泣きながら、携帯電話でどうやら友人と話している妙齢の女性。
「聞いてくれてありがとう(泣) もうわたしダメだと思っていたから、
聞いてもらえただけでうれしい(泣) でもどうしよう、本当にいいのかなぁ(泣)」
どういう状況が彼女をそうさせているのかわかりませんが、
意外と大きな声で泣きながら・・・・・・でした。
 
朝10時ごろ.
駅の改札口近くでウロウロ歩きながら、携帯電話で怒りをあらわにしているおばさま。
「わたしはまったく悪くない。悪いことをしていないのに、
あの人にこうされたの(怒) わたしは間違ったことはしていないのよ!(怒) 
なんであの人はそうなんだろう(怒)」
どうも誰かに何かをされ、それを第三者に話しているようで、
かなりの形相と怒声・・・・・・でした。
 
 
人目もはばからずとはよく聞きますが、まさにそれ。
そういう場でも感情を爆発させるほど、感情にもっていかれているんですよね、きっと。
 
わたしもありました、そういえば。
まだ会社勤めをしているとき、仕事上で大きな憤りを感じ、
それを会社近くの道で当時の彼に電話をして(しかも日中。彼ももちろん仕事中)、
憤懣やるかたない感情を聞いてもらったりして。
彼は「うん、うんわかるよ、わかるけど、今、仕事中だから後でね」と困っていましたねー。
それでも感情爆発マシーンと化したわたしは、話し続けていましたね。
 
はたから見るとちょっと???な光景でも、本人はそんなのおかまいなし。
感情におぼれているので、おぼれていることに気づいたときに「やってもうたー」と反省。
 
感情は大切なものだけど、おぼれるほどになるのはいささか・・・・・・ね。
わたし自身への戒めを先の女性たちが示してくれた、というお話しでした。
 
 
 
携帯電話で話している人の声って、なぜか入ってくるだす。
わざわざ今、話す内容でもないのになーと聞きながら思っているだす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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