楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.497ハタラクさんの毎日

Vol.497ハタラクさんの毎日 印刷博物館。

2016.04.30

仕事柄、印刷所の方たちと接する機会が多く、
その大半はお願いごとばかりなのですが。
 
言わずもがな、雑誌でも書籍でも印刷所があってこそ完成するというもの。
締め切りに遅れるとその分、印刷所の方たちをお待たせしてしまうので
迷惑かけることこの上ないわけです。
だから大半がお願いごとばかりになる始末。
 
 
こうして印刷所とお付き合いをさせていただいて20数年。
最近、友人を介して知り合った凸版印刷の方から
印刷博物館に行かれてみてはいかがですか?」とお誘いを受け、
早速行かせてもらいました。
 

飯田橋にある凸版印刷のビル一階に印刷博物館はあります。
文字や紙の歴史からはじまり、印刷機の変遷、本や雑誌の製本の進化、
そしてこれからの未来に向けての展望などが詳しい解説や映像などと共に、
とてもきれいに分かりやすく展示されています。
 
じっくり鑑賞すれば2、3時間はかかるようなスペースで、
わたしも案内してもらいながら楽しむことができました。
 
こうした歴史を知ると印刷や本が日本のみならず、
世界にとっての文化のひとつであることを痛感しました。
文化を伝え、この先も伝え続けることにとても大きな意味があるようにも感じました。
 
本が売れない、出版の衰退といろいろな言葉は飛び交っていますが、
文化の一旦を担っていると思うと力も湧いてくるというもの。
 
誰かがつくってくれるのではなく、自分もつくる。
そんな意識が芽生えた印刷博物館でした。

大型連休に訪れてみるのもいいかもしれませんよ!
 
 
 
小学生のときの社会科見学の感覚が、今回の印刷博物館でよみがえりましたな。
やはりいくつになっても知らないことを知る、見る、感じることはワクワクしますな。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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