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Vol.502ハタラクさんの毎日

Vol.502ハタラクさんの毎日 本質はひとつ。

2016.05.05

NHKの朝ドラ、みなさんも観ていますか?
わたしは幼稚園のころから欠かさず観ています。
記憶に残るいちばん古い朝ドラは『鳩子の海』。
 
まぁそんなことをよしとして、数日前の朝ドラでのあるシーンを観て、
すっきりしたことがありました。
 
 
仕出し屋さんで住み込みをしながらはたらいている主人公家族が、
ある日「松」と「竹」のお弁当を注文した人たちに届けることになりました。

しかしちょっとしたアクシデントから「松」を届ける先に「竹」を、
「竹」を届ける先に「松」を配達するという、ミスを犯してしまいました。
 
「松」を受け取るはずだった先の人たちにお詫びに行った主人公家族。
もちろんお詫びをされた人たちが怒り心頭なのは言うまでもありません。
それでひと段落と思いきや、主人公が
「間違って『松』を届けてしまった『竹』のお宅にもお詫びに行きましょう」と。
 

もしもわたしが「竹」を注文して「松」が届いたらラッキーと思うので、
この主人公のようにお詫びをしてもらうという発想はすぐには浮かびませんよね。
 
ここですっきりしたんです。
注文を間違ったという事実は「松」から「竹」でも、
「竹」から「松」でも同じなんですよね。
だからお詫びをする。
 
そうなんです、間違ったという本質はひとつ。
だからその間違った内容が良いとか悪いとかいう人の感情は関係なく、
間違ったという事実。
それに沿って行動するということ。
まさにシンプルな思考だなーと。
 
こういう出来事は日常にあふれています。
そこに損得や感情、人からどう見られるかなど、
複雑な要素が絡み合って本質が見えにくくなり・・・・・・。
 
うん、シンプルでいこう!
 
 
 
ここ最近、シンプルに生きることの思考をいろいろ考えていたときだったので、
朝ドラは大きなヒントになっただす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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