楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.504ハタラクさんの毎日

Vol.504ハタラクさんの毎日 歌っていた。

2016.05.07

一か月ほど前に、小学校の同級生たちと集ったときがありました。
ここでも書いたお花見です。
 
わたしたちが通っていた学校は小学校から中学校まで一貫でした。
合計9年間一緒に過ごし、しかもひと学年約160名だったので、
ほぼみなが顔見知りといった感じでした。
 
 
数日前に近所の道を小学校低学年の男の子が、
お父さんらしき人と手をつないで歩いていました。

「大きな栗の木の下でー」と元気に歌いながら歩く姿を見て、
「歌」を思い出したわけです。
 

わたしが小学生、中学生のときは、学校でたくさんの歌を歌っていました。
校歌はもちろん、朝と夕の学活にはクラスで決めた歌を、音楽の時間には合唱曲を、
遠足の後、キャンプの時・・・・・・とにかくあらゆるシーンで歌を歌っていました。
 
「歌、よく歌っていたよねー」と、先のお花見でも盛り上がり、
誰かが口ずさむと自然と歌詞が出てきて、意外と覚えているものなんですよね。
 
当時は「また歌かー」なんて、きっとぶすぶす言っていたと思います。
でもこうして今になると、歌の歌詞やリズムと一緒にいろいろな思い出が
よみがえってきて、なんともいえない気持ちになります。
 
声を出す、歌うってこういう意味があるんだと、
ようやく小中学校の歌の時間にありがたみを感じたりして。
 
 
しみじみ歌詞を思い出してみると、勇気、信じる、つらいこともあるけど進んでいこうと、
どれも今、毎日自分自身に投げかけている言葉だったりするんですよね。
 
きっと一生歌った歌詞はわたしのなかで育っていくんだろうなー。
 
 
 
とても有名な詩人の方がわたしの母校の校歌を作詞されていましたな。
数年前にその詩人の方にお会いすることができた際、
「先生がつくられた歌詞の校歌を歌っていました」と伝えたところ
「たくさん校歌つくったからあまりよくわからない」と言われて。
たしかにそのとおりだす!


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

Back Number

その他のバックナンバー

ページトップ