楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.505ハタラクさんの毎日

Vol.505ハタラクさんの毎日 古畑任三郎。

2016.05.08

いやー観てしまいました。先週の連休にBSで放送されていた古畑任三郎の再放送を。
全話はさすがに観られませんでしたが・・・・・・。
ちなみにこのドラマは、田村正和さん演じる刑事が事件を解決するという極シンプルなもの。
 
 
約20年前に本放送され、当時わたしは猛烈に仕事に夢中で、
深夜まで思い切りはたらいていたときだったので、ほとんど観る機会がなかったドラマです。
 
しかしそれでも数話は観て、すぐに夢中になりました。
そしてわたしなりにその面白さを分析してみたわけです。

・当時新進気鋭だった演出家の三谷幸喜さんが脚本を担当
・一話完結で、犯人役は毎回ゲストの有名俳優やスポーツ選手が演じる
・誰が犯人かを最初に暴くという今までの推理ドラマの逆転の発想
・田村さんの演技力の秀逸さ
・数名の役者しか登場せずとも、まったく飽きない構成
・シーンがころころ変わらず、終始一か所のシーンで展開
 
とにかく、今は普通かもしれない手法がどんどん投入されたドラマでした。
だから20年ぶりに観ても、わたしは改めて楽しめたというわけで。
 
 
たしかに20年前はもっと社会も、世界も元気だったかもしれません。
元気だと次々エネルギーも湧いてきて、斬新な発想や面白いことが誕生しやすくなります。
しかし今は不景気や不安などで、いろいろな部分を閉じるようになります。

「どうせ考えたところで実現するわけない」
「お金がかかるから、この案は形にならないだろうな」
「提案したこところで、無理と言われるのがオチ。だったら何もしないほうが」と、
発想も何もかも閉じてしまいますよね。
 
でも今回、再放送を観たことで閉じていることがとてももったいなく感じてきたわけです。
お金も時間もないかもしれないけれど、これだけ規制があるなかで実現できると
楽しみも喜びも倍増するのではないかと。

きっと当時だってそれなりの窮屈さはあったと思いますよ。
そこを言い訳にせずにやるか、やらないか。
 
 
などと古畑任三郎大好き話から、ここまでの話に落とし込むのもどうかと・・・・・・ですよね? 
ただチカラをもらえたのはたしかです!
 
 
 
いつの時代も挑戦があって、失敗があって、成功があって、また挑戦があっての連続。
挑戦しないことには成功も失敗もないだす。
それは安定かもしれないけど、安定は淀むのだす。
わたしは循環してキラキラがいいだす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

Back Number

その他のバックナンバー

ページトップ