楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.517ハタラクさんの毎日

Vol.517ハタラクさんの毎日 せつない。

2016.05.20

仕事で知り合い、馬も合い、たまに食事をする気の置けない仲間がいます。
彼らと久々に会ったときの話です。
 
その仲間のひとりにはお子さんがふたりいます。
上のお子さんが今春から幼稚園に通いはじめたとのこと。
「どう、楽しく幼稚園に行っている?」と、何気なく聞いたところ
「うーん、あまり行きたくないみたいで。うちの子はどうも口下手で、
それが原因でお友だちにからかわれたりしているようなんですよね。
だから本人も幼稚園に行きたくない様子で」
 
たまらないせつない気持ちになりました。
わたしは子どもがいないので親御さんの気持ちまではわかりませんが、
生まれてわずか数年の子どもが、楽しくない、行きたくないという意思表示をしながらも、
それでも行こうとしていることにせつなくなってしまって。
 
親御さんはそういうお子さんの資質を見極め、
道を決めたりつくるのではなく、こんなこともできる、こういう道もある
というたくさんの可能性を示していく役目なのだろうなと思った次第で。
 
それにしても、やっぱりせつない。
「もう行きたくない!」って言えてしまえればどんなに楽か。
大人の自分と照らし合わせても思います。
 
無理しなくていいんだよー。
思うことを言えばいいんだよー。
そう言ってぎゅっとしてあげたい母心かな。
 
 
 
人見知りのわたしも幼稚園は最初は苦手でしたな。
でもお友だちができるほどに楽しくなって。覚えているものだすね。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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