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Vol.522ハタラクさんの毎日

Vol.522ハタラクさんの毎日 お肌は語る。

2016.05.25

雑誌の仕事をやらせていただくときは、
美容や健康に関するテーマを担当することが多いので、
それも手伝って人の肌をついつい見てしまいます。
 
ものすごくアンテナが立っていたときは、まったく知らない人、
例えば初めて入ったお店のスタッフの人の肌を見て、
ずばり年齢を当ててしまうこともしばしばでした。
確率的に9割近くはいっていました。あ、自慢ですね、これ。
 
厚いメイクをしていても、だいたい年齢はわかります。
ただ、メイクをして肌の粗を隠すという行為からは、
他のものが見えてくるんですよねー。

隠したいのは肌だけでなく、心の声であったり、
人から良く見られたいという心境であったり。

特にテレビなど公の場に登場する女優さんや芸能人の女性たちの肌からは、
このようなことを感じてしまうんですよね。
ま、それが本当かどうかは別にして。
 
 
先日のこと。あるニュース番組に女優さんが出演していました。
その女優さんの肌を見てびっくり! 
厚くファンデーションを塗っているのかと思いきや、真逆。
肌のソバカスやシミがうっすら見えるくらいの薄付きなんです。

その瞬間「信用できる人」と直感的に思いました。
その女優さんと面識も何もないのですが、なぜか隠さないその潔さからか、
「そのままのわたしを見てもらってOK」とばかりの、
清々しいほどの気持ちよさを感じました。
だから信用というフレーズが浮かんだのかもしれません。
 
 
肌だけでなく、隠すことは見せたくないものを見せないようにすること。
だから隠せば、また隠さなくてはいけなくなり、
どんどん鎧をまとっていくようになってしまうのでは。
 
なーんて単なるメイクの厚さから、ここまで深く思うこともありませんね。
ただわたしは先の女優さんに好感を持ったことだけは確かです。
 
 
 
肌は人柄を表すと思うだす。わがままな肌、意地悪な肌、甘えん坊の肌、頑固な肌・・・・・。
そんな肌図鑑をつくってみたいだす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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