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Vol.525ハタラクさんの毎日

Vol.525ハタラクさんの毎日 親には親の。

2016.05.28

わたしの母がぽつりと言いました。
「電車に乗って立っていたら、若い男の子が席を譲ってくれてね。
最近の若い子たちは優しい」と。
 
まぁ母もそういう年齢になったのだと思うと、
なんとも言えない切ない気持ちにはなるのですが、その分、
間違いなく確実にわたしも年齢を重ねている。これもまた切なく・・・・・・
なんていう話をしたいのではありませんでした。
 
 
ある時、両親に聞いてみたんです。
「席を譲ってもらうのって嬉しいの?」
父曰く「正直、あまり嬉しくない。
自分が年寄り扱いされているように感じて」。

一方母は「嬉しいわよ。でも自分よりも年寄りに見える人から
譲ってもらうのは嫌だわ」。
ごもっともなご意見。
 
というわけで、いくつになっても、
親には親の思いや感じることがあるわけで。
これは年齢に限ったことではないですが、皆が皆、
同じように感じているとは限らないのですよね。
 
相手のことを思って行動する、そう習って育ってきたけれど、
行動する側に見栄や思惑など欲的なものがあると、
違ったことになるのやもしれません。
 
 
 
頭で考える間もなく行動を起こしているときは、本当な気がするだす。
 

Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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