楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.533ハタラクさんの毎日

Vol.533ハタラクさんの毎日 待つ時間。

2016.06.05

待つことって好きですか?
事と場合によりますよねー。
 
オフィシャルの場合。
仕事柄、待つことはしばしばあります。
著者の原稿を待つ。
デザイナーの仕上がりを待つ。
取材を申し込み、その返事を待つ。
と、挙げればきりがないほど。
 
いつだったか「この待ち時間が貯金できればいいのに」と、
真剣に思っていたこともありました。
それくらい、仕事での待ち時間はじりじりするものです。
 
 
プライベートの場合。
入学試験の結果を待つ。
待ち合わせをした友人を待つ。
大切な人からの連絡を待つ。
楽しみにしている旅行を、指折り数えて待つ。
と、こちらも数えきれいないほど。
 
試験や友人なら、気をもむこともなく待てるのですが、
大切な人からの連絡となると、やきもきのしっぱなし。
挙句の果てには考えても仕方のないような妄想をしてしまい、
「きっとわたしのことが嫌なんだ」「わたしのことなんて」の
取り越し苦労の嵐。これはいけません。
 
 
どういう状況であれ、
待っている時間は後から振り返ると無駄ではない、
必要な時間だったことに気づきます。
 
あの待つ時間があったから、気持ちの整理ができたとか、
あの待つ時間があったから、自分が手放すべきものを手放せたとか、
あの待つ時間があったから、違うことに集中できたとか。
 
待つ時間にも意味がある。
そんなことを、
今日も事故で遅れている電車を待ちながら思ったのでした。
 
 
 
携帯電話がなかった頃、待ち合わせ時間になかなか相手が来ない時の、
何とも言えない不安感。あそこに意外なドラマがあったりしただすよね。
すぐに確認がとれるのも良いだすが、とれないのもまた良しだす。

 

Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

Back Number

その他のバックナンバー

ページトップ