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Vol.555ハタラクさんの毎日

Vol.555ハタラクさんの毎日 時間をください。

2016.06.27

よくドラマなどで「時間をください」というフレーズが出てきますよね。
何か重大な物事の決断をするのに、考えるための時間をくださいという意味合いで。
重大な物事は、結婚であったり、転職であったりといろいろ。
 
そういうフレーズを聞くたびに、仕事柄、「いつまで待てばいいんだろう?」と
締め切りを気にしているわたしがいたりします。
もちろんドラマでは時間的な制約がありますから、
とんとんとんと事が進むようにはなっていますが、
この現実社会で「時間をください」と言われたら
、言われたほうの人は「いつ返事くれるの?」って思いますよね。
 
そこで焦る人もいれば、どんと構える人もいて。
返事をする側は最良の決断をするために考えるわけです。
返事をする側はあれやこれややきもきしながら待つわけです。
 
きっとタイミングが来るんでしょうね。
たしかに仕事でもそうでした。仕事の依頼をして即答をいただけず
「少し時間をください」と言われ、数日待つことは往々にしてあります。
 
でもこういう仕事での「時間をください」と、
人生の中での大きな決断の「時間をください」は違うんですよねー。
前者はオフィシャルな立場でシンプルに受け止められますが、
後者は感情が入ってくるのでいろいろな思いが交錯してやきもき。
 
 
人生の中で、大きな決断の「時間をください」は、
言う側も言われる側もそう何回もあることではないでしょう。
言う側であれば、真摯に考え「これだ」と腑に落ちるまでじっくり向き合うこと。
言われる側であれば、楽しみながら待つのが精神的にも健康かなと。
 
この双方の時間が後から振り返ると「必要な時間だったんだな」と
感じられるような素敵なものになることがいいですね。
 
 
 
「明日までに企画案お願いします」
「え、明日ですか!? もう少し時間をいただけませんか」
「じゃ、半日伸ばしますよ」
「せめて一日・・・」
「じゃ、いいです。またの機会に」
「いやいや明日までに!」フーッ。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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