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Vol.561ハタラクさんの毎日

Vol.561ハタラクさんの毎日 定年がない!?

2016.07.03

最近周囲で「○○さんが今年、定年を迎えるんですって」、
「来年が定年なんです。早いですよねー」
というような声をよく聞くようになりました。
 
社会人になって20年以上がたち、その間お世話になった諸先輩が
そういう時期を迎えるようになったのですよね。
なんとも感慨深いものがあります。
 
と、そんな話をアメリカに住む友人に話したところ、
「こっちは定年がないからね」とのこと。
「え!? 定年がないの? なんで? じゃあ何歳までみんなはたらくの?」と聞いたら、
驚く答えが返ってきました。
 
年齢を理由に会社ではたらけなくなるのは差別にあたるとのこと。
だから会社を辞める年齢は自分自身が決めるのだと。

それを聞いてハッとしました。
たしかに60歳や65歳で定年退職という考えが今の日本では普通ですが、
「まだまだ若いのに、まだまだ仕事ができるのに」と周囲も、
当事者も思っているのも事実。
だから会社で仕事をする、しないは自分で決めるというのは、
自身に決める責任を与えていることになるので、
とても納得がいくなーと思いました。
 
この日本での定年制度のことだけではないですが、
今まで当たり前、普通、常識、一般的と言われていたことが全然そうではないことに
最近多々気づかされます。だからこそ自分で何も考えないで鵜呑みにせず、
どこかで「あれ、なんか変だぞ」と思ったら、その気持ちを大事にする。
そしてその変を解消するために、自分はどうしたらいいかを考える。
その時ももちろん、今までの「通常は・・・」なんて意識は持たずに。
 
 
定年制ひとつとっても、当たり前なんてものはないのですよね。
ということは、当たり前と思っていることの反対側には光があるということ。
そう思うとワクワクしますね。
 
 
 
冷静に考えても、今の日本で常識と言われていることは、
数百年前は非常識だったことが多々あるだす。
だからひとつの面だけを見て、それで終わらせるのはもったいないだす。
見聞を広める、大切だすなー。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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