楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.579ハタラクさんの毎日

Vol.579ハタラクさんの毎日 なんだろう、この感じ。

2016.07.21

数日前、今放送されているNHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』の主役でもある
大橋 鎭子さんがつくられた雑誌『暮しの手帖』についての番組を観ました。
 
大橋さんがどんな思いで雑誌をつくり、
どんな思いを込めていたのかを丁寧につづった45分番組でした。
呼吸をするのも忘れてしまうくらい夢中で観ました。
 
大橋さんは2013年に亡くなられています。わたしは2013年4月に独立しました。
「独立したら真っ先に大橋 鎭子さんにお会いしよう」と勝手に思い込み、
手紙の準備をするくらい尊敬する人でした。
でも3月に大橋さんは旅立たれてしまいました。お会いすることは叶わなかったけれど、
大橋さんがつくられた雑誌や本から、
その心情をすべて吸収して伝えることができたらという思いをもって、ハタラク社をつくりました。
 
でも日々の生活のなかでだんだんといろいろなことに意識が向き、
すっかりその思いが薄らいでいたとき、今回の番組を観たのです。
観終わった後の、なんだろうこの感じ・・・・・・。
ズシンと重いものがわたしの真ん中に陣取り、「こうしてはいられない、動こう!」という衝動というか、
チカラのようなものが湧いてきたんです。「やっぱり、これだ」というような核心のような確信。
 
忙しから、そんなことどうせ無理だから、やれるかどうかわからないし。
あれやこれやのやらない理由よりも、まずは動くこと。
 
大橋さんは生前、このようなことをおっしゃっていました。
「やってみればいいんです。何事も、まずはやってみる。
そして失敗したら『わたしってこんなものです』と笑ってまたやってみればいいんです」
 
尊敬できる先人の思いや言葉が響きます。
自分だからできること、今だからできること。
大橋さんのメッセージは深く浸透しています。
 
 
 
大橋さん関連の本を久々に読み返し、ドキドキしているだす。
信念のある人の強さと生きざまは美しいだす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

Back Number

その他のバックナンバー

ページトップ