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Vol.584ハタラクさんの毎日

Vol.584ハタラクさんの毎日 考えすぎない。

2016.07.26

考えて、悩んで、また考えて。
その繰り返しで人は生きていると思っていました。
というか、それが正しいことだと思っていて、小さいころからの習慣というか、
クセのようなものですよね。
まぁ正しいも間違いもないんですけど・・・少なくとも最近まで、
ずっと考えることは大事だと思っていました。
 
それが最近になって、いろいろな人から言われるんです。

「考えすぎないほうがいいよ」。
 
もしかすると前々から言われてはいたけれど、
それを受け止める余裕もなければ、耳を貸せない状態だったのかもしれません。
 
でもねー、考えすぎないほうがいいって言われてもねー。
ずっとそういう姿勢で今まで来たので、考えすぎないの「すぎない」が、
どういうものなのかが、正直分からないのよねー。
だって自分では考えすぎているなんて思ってもいないから、
そうしているんですからね(なんか禅問答みたいになってきましたね)
 
それでずっとぶつぶつ「考えすぎないってどういうことだろう」と、
考える(笑)時間が数日たっていました。そしてある本に目がとまり、
その中にまさにわたしが求めていたフレーズがあったんです。
 
『考えすぎない。
(要約します)
瞑想は雑念が湧いてもこだわることなく、流していくことが大切。
実は日常生活も同じ。思いグセによって抱きがちな、不安や怒りなどの不快な感情が湧いてきたら
「自分はいまはそう思っている。反応している」と、ただ見つめて放っておくよう心掛ける。
すると心に振り回されない、ニュートラルな自分でいられる。
たくさん悩んだり、考えたり、気をつかうことがいいことのように思われているが、
それは真理ではない。そういう観念を手放せば、心も少しずつ軽やかになっていく』
 
いまのわたしにはじわじわ浸み込んでくるフレーズでした。
 
目の前で起こることをただただ見つめ、放る。
瞑想中と同様のことを日常生活でも・・・。
それをしていなかったのは「考えることが大切、悩むことが大切」
という観念があるからですものね。しかも感情や欲やら期待やら、
いろいろなもので人間はできていますからね。
 
生きることはシンプルだといいます。
そういうことなんですかねー。
 
 
 
どうもここ1,2か月はいままで当たり前と思っていたことが、
そうじゃないんでないのぉ? 
とノックされることが多くなっているように感じるだす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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