Vol.587ハタラクさんの毎日 大丈夫。
2016.07.29
驚いた話です。バスに乗っていたときのこと。つり革につかまってぼーっと立っていたわたしに、
ハッとする会話が聞こえてきました。
会話の主は、二人掛けの椅子に座っていた小学校4、5年生ぐらいの女の子同士。
どういう流れでそういう話になったのかは分かりませんが、こんな会話でした。
女の子A「『大丈夫?』って聞かれると『大丈夫』って言っちゃうよね」
女の子B「うん、言っちゃう。本当は大丈夫じゃないのに言っちゃう」
女の子A「そうだよね、大丈夫じゃないから『大丈夫』って言っちゃうんだよね」
女の子B「本当に大丈夫だったら『大丈夫』なんて言わないよね」
女の子A「でも大丈夫じゃないんだったら『大丈夫』って言いたくないよね」
女の子B「うん、なんか大丈夫じゃないのに『大丈夫』って言うのって格好悪いね」
女の子A「格好悪いね。じゃあ大丈夫じゃなかったら『大丈夫』って言うのやめようか」
女の子B「そうだね、言うのやめよう!」
真理をついているというか、なんというか。
それに小学生がこんなにも鋭い感覚を持っているなんて・・・・・・。
いや、これは「子どもはこういうもの」という、
まさにわたしの固定観念が生んだ思い込みですね。
それくらい今の子どもたちの感性は豊かなんでしょう。
ん? 違うかも。みんな子どものころは感性が豊かで、
大人になるほどに感性が鈍くなってきているのかもしれませんね。
というか、大丈夫じゃないのに大丈夫って言うことは格好悪いか・・・・・・そのとおり。
自分の本心に反して格好つけて素直になっていなんですものね。
格好良く生きたい、いやいや生きる! うん、大丈夫だ!!
「大丈夫? なにか手伝おうか?」と目上の人に言われると、
反射的に「大丈夫です」と言ってしまうことってありませぬか?
額から汗流して、苦虫をかんだような苦しい顔をしているにもかかわらず
「大丈夫です」って言ってる自分。オホホ。
Relax & Enjoy♡