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Vol.638ハタラクさんの毎日

Vol.638ハタラクさんの毎日 理想的な最期。

2016.09.18

仕事関係の方のお母さまが亡くなられたという話を聞きました。
 
わたしの知り合いの仕事関係の方は、ご両親と一緒に住んでいました。
お母さまは92歳。病院が嫌いで大きな病気もしたことがなく、
90歳を過ぎてからも杖など使わず、すたすた歩き、家事も大方こなしていたそうです。
 
その日も、家族全員で夕食をとり、他愛もないおしゃべりとし、「おやすみなさい」と就寝。
翌朝、起きたらお母さまは亡くなられていたと。
 
その話を何人かで聞き、みなが口々に「最高の亡くなり方」「理想の亡くなり方」と言っていました。
わたしも同感です。
その日まで普通に、にこにこ元気に生活をし、突然「じゃ、さよなら」と、
苦しむことなく旅立つなんて、本当に理想的な最期です。
 
 
誰にでも必ず訪れる死を、昔は死ぬことを話すのは縁起が悪いなんて言っていましたが、
いまはそういう話が明るくできるようになりました。
それだけ死生観が変化しているんでしょうね。
 
人生の半ばを過ぎ、最期を自然に思うようになっていることに気づき、
「これが年齢を重ねることなんだなー」としみじみです。
 
 
 
家族とも「なるべく迷惑をかけず、ぽっくり逝くのがいいよねー」などと話す機会があるだす。
元気でぽっくり。やっぱり理想だすねー。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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