Vol.641ハタラクさんの毎日 思い出がいっぱい。
2016.09.21
お彼岸でお墓参りのため帰省をしました。そして道すがら、母校の前を通ることにしました。わたしが通っていた学校は、小学校と中学校がつながっていて、校舎も隣同士。学校の目の前は公園のお堀で、今にして思うと市の中心部にありながらとても環境の良い場所に位置していました。
母校をゆっくり見るのは十数年ぶりで、不思議なものであっという間に、気持ちが当時に戻るんですよね。
「体育館で、卒業式の日は緊張したなー」
「あ、この築山の前で、入学式のときに記念撮影をしたなー」
「門の横のいちょうの木は、たしか樹齢150年近かったはず」
「中学校の二階の廊下で初めて告白されたなー」
「大好きだった先輩の卒業式に運動場の隅で、学生服の第二ボタンをもらったなー」とか、次から次へと思い出があふれ出てきました。
こうして普段生活していると全然思い出せないことが、実際の場所に行くとこんなにも思い出せることにとても驚きました。
忘れているようでいて、忘れていないものなんですね。忘れているつもりでいても、それはしっかり自分の中に経験したこととして残っている。
お彼岸の入りの貴重な時間でした。
校舎の外観の色は変わったけど、体育館の位置は変わっていない。
変わったものに気づいてはさびしくなり、
変わらないものに気づいてはなんとなくホッとしたり。
甘酸っぱいものですな。
Relax & Enjoy♡