Vol.650ハタラクさんの毎日 天才。
2016.09.30
歌手の宇多田ヒカルさんが、ある音楽トーク番組に出演していました。あまり彼女の話をじっくり聞いたことがなかったので、
夢中になって聞き入ってしまいました。
一般家庭といわれるものとはかけ離れた家庭で育ったこと、
15歳でデビューしてあっという間に売れてしまい、人としてできるはずのことができなくなっていたこと、
日本人であしながらアメリカでの生活が長く、アイデンティティーがわからなくなってしまったこと、
母親の死があまりにもショックだったこと、
出産したからこうしてまた歌をつくり、歌うことができるようになったこと、
そして自分の起源は母であること・・・・・・。
まだ30代前半の彼女が背負ってきたものは、わたしには計り知れないものでした。
しかし15歳というまだ子どもといえる時に作詞作曲し、爆発的な人気と売り上げを博し、
それでもある時期から「人間として生きる」と決め、
5年近くの休業を決断するなど、彼女の思考や活動を思うと「天才」という言葉がしっくりきます。
天才だからこそ、光も影も大きくなるもの。
きっと彼女はその両面をしっかり見つめて歩いているのでしょうね。
彼女のような人が活躍していることは、本当に誇りに思います。
宇多田さんのデビュー曲『オートマティック』を初めて聞いたとき、
いやMVを観たときの衝撃たるや。こんな音楽音痴のわたしでも感じたのですから、
音楽好きはもうノックアウトだっただすね、きっと。
Relax & Enjoy♡