楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.683ハタラクさんの毎日

Vol.683ハタラクさんの毎日 クセ。

2016.11.02

今まで自分としては良しと思ってやってきたことが、
あるときを境にNOとなると、やはりうろたえるものですね。
いや、まずは自信がなくなり、自分を責めて、ひとしきり落ち込んで
「そうか、そういうものなのか」と納得というか、
だんだんと理解して、ようやく慣れてくるそんな感じがします。
 
 
ちょっと前に体験したことなのですが、それまではわたしは「丁寧に越したことはない」
という意思のもとプライベートも仕事も行ってきました。一種のクセかもしれません。
それはわたしが通っていた学校であったり、はたらいていた職場であったり、
接してきた人たちであったり、うん十年の経験の積み重ねのなかで
自分なりに導き出したものでした。
だから誰のせいでもないんですよね。自分でつくったクセ。
 
しかしある場面でその考えが吹き飛ばされました。
丁寧というものは時として、相手に怒りを与えてしまう。
嫌味というか、相手の受け取り方によっては怒りになるということを知りました。
自分としては普通に行ったことなのですが、相手がそう思ったらそういうことですものね。
 
遅ればせながら、丁寧も決してベストなことではない。
しかも自分の思っていた丁寧は人によっては度を越していると感じることもある。
ガツンと頭をはたかれた感じがしました。
 
それ以降、気をつけようとしてはいるのですが、それまでそういう形でやってきたので、
どれが度を越えている丁寧なのかがわからないということも多々あり、
その都度、修正の連続です。
 
それまでそうと思ってきたことを一旦クリアにすることはなかなかのこと。
怖がることも、おびえることもないのですが、どこかでおどおどしてしまう自分もいたりして。
これは良い人に見られたい願望の現れなのだなーと、こうして書きながら整理ができました。
 
これもまた手放すものかと・・・。
 
 
 
そういえば、楽になるとどんどん広がって、
どんどん自分に戻っていくと聞きますな。楽かー、楽。楽ねー。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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