楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.698ハタラクさんの毎日

Vol.698ハタラクさんの毎日 遠慮と配慮。

2016.11.17

友人が「先週あるテレビ番組で宮本亜門さんが出ていて、
わたしにズドンと響くことを話していた」と言いました。

「遠慮はしないけど、配慮はする」と。
 
亜門さんが舞台演出をする際、どんなにベテランの俳優であろうと、
遠慮はしない、配慮はするがと。
友人は「そうか! これだ! わたしもそうする!!」と決め、強く動かされたそうです。
 
わたしもその番組を観ていて、亜門さんの先の言葉には大きくうなずいていました。
そして改めて遠慮と配慮の意味を調べてみました。ストンと自分に落とすために。
あるサイトにとてもわかりやすい説明がありました。
 
ふたつの一番の違いは、『自分』を軸として考えるのか、『相手』を軸として考えるのか。

「遠慮」
・言葉や行動を慎み控えること
・辞退すること、引き下がること
自分がどう思われるのかを気にして我慢すること。
本来は言ったほうが相手のためになるようなことでも、
自分が傷つきたくないからあえて避けること。
 
「配慮」
・心をくばること
・心づかい
相手のためにどうすれば良いのかを真剣に考えること。
言いにくいことであっても、相手に一時的に嫌われる可能性があっても、
本当に相手のことを考えた行動をすること。
もちろん相手の立場や状況を踏まえ適切に対応。
 
「遠慮」と「配慮」は似ているようで違うということが、納得の解説でした。
だから自分が出した結論が本当に配慮で決めたことであればいいけれど、
自分を守るための遠慮で決めたのならもう一度考え直すことも大切だと。
 
とかくこのふたつを、ごっちゃにしまいがちだったことに気づきました。
遠慮と配慮。友人の言葉がきっかけで今、こうして腑に落とせたことにありがとうです!
 
 
 
遠慮したときは疲れを感じますな。配慮をしたときは疲れませんな。
配慮のつもりが疲れるときって・・・遠慮だったのですな。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

Back Number

その他のバックナンバー

ページトップ