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Vol.708ハタラクさんの毎日

Vol.708ハタラクさんの毎日 煩悩持ってこそなんぼ。

2016.11.27

「わたし、2万個以上は煩悩がありそうなんですよね、108つに収まるわけもなく・・・」
お気に入りのヘアサロンで、気心の知れた美容師さんにどういう話の流れからか、
そんなことを言ったところ、
「煩悩あってこそですよ、煩悩がなくなったら人じゃないですよ」と、優しく返してくれました。
 
さらに「かわださんから煩悩を取ったらつまらないですよ。毒づいた話も聞けなくなるし、パンチもなくなる」
「・・・・・・どうだろうか。なんかわたしって人でなしのような」
 
まぁたしかに煩悩は、目標や夢にもつながる欲のようなもの。
それがなくなると生きている目的が見えにくくなるのかも。
煩悩持ってなんぼ。
 
そんな煩悩正当化をしているあたり、それもまた煩悩なり。
きっとこの世とさよならするときに、ぶわぁっと煩悩を手放すことになるのかも、
なんてことを想像しながら、今も次から次に溢れ出る煩悩におぼれています。
 
そのまんま煩悩も受け止めていきますか。
 
 
 
除夜の鐘が煩悩の数の108つと知ったのは小学生のころ。
あのころは煩悩はすべて夢なんて、愛らしいことも思っていただすな。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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